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四国旅行

2025/9/23〜25

四国の観光旅行は、今回が初めてだ。
四国は初めてではない。山登りで、3回行った。剣山(徳島)、石鎚山(愛媛)西赤石・東赤石山(愛媛)だ。
いずれも山登りツアーだった。九四フェリーで渡って、登山口に向けて高速道路や県道などをひたすら走る。
一度、高速道路から松山城が遠くに小さく見えた。また八幡浜で帰りのフェリー乗船前に名産「じゃこ天」を食したことがある。
「あ〜、ここは確かに四国だ」と思えたのはそれくらいで、山以外は実感をほとんど持ちようもなかった。

そこで今回の旅行だ。阪急交通社のツアーで2泊3日、四国をたのしんできた。
主な日程は次の通り。行き帰りは新幹線。
1日目、岡山下車、まず瀬戸大橋を渡って、香川のこんぴらさんへ、次いで香美市のやなせたかし記念館を経て高知市内。
2日目は、高知県立牧野植物園、桂浜、午後は徳島に移動し、祖谷(いや)のかずら橋・大歩危などを経て、愛媛の奥道後。
3日目は、松山・道後温泉に始まり、今治、しまなみ海道を経て、福山から新幹線。

1日目、2日目は、たいそうな移動と思われるかもしれないが、バスの走行距離は各約200q前後。
鹿児島市内から阿蘇までが約220qなので、それほどではない(四国はやっぱり小さいか)。
でも、ツアーはやっぱり急ぎ足の観光にならざるをえない。それも、いいではないか。
手っ取り早く四国の名所を見せてもらえ、美味しいものをたくさん食べることができた。

じつは、この9月は僕ら夫婦の結婚50周年だった。その祝いも兼ねた観光旅行だった。
ありがたいことに、僕らは相当な年だが、毎日元気に過ごせている。
より大切なのはその毎日の平素のほうだが、時には今回のツアーのようにアクセントを付けたいものだ。

まだまだこの先、なおしばらくは、人生を存分にたのしんでいきたいと思っています。
では、写真をご覧ください。坊ちゃんのからくり時計の動画もあります。

10/3 たっちゃん


1日目


11:01 瀬戸大橋を走るバスの車窓。天気はよくない 11:03 われわれのバス席、一日目は最後尾だった



12:11 こんぴらさんの大門(おおもん)を少し入ったところ。
本宮はここから20分ほどだが、神仏にあまりこだわらない我々は行かず、
ここで名物のべっこう飴をいただき、お参りを済ませたことに
12:17 大門をバックに。小雨が上がってくれた



上らず、下る一方で何をしたか? 食べることに一所懸命なった。「うどん」県のうどんは本当にうまかった。
讃岐うどんの腰の強さを初実感!(12:41)
釜揚げきなこ団子。和三盆入りのきなこ。
和三盆といえば香川県。
和三盆のソフトクリームも食べた(13:03)



13:47 小雨にけむる讃岐富士(飯野山422m)


高知県に入って、香美(かみ)市立やなせたかし記念館が近づくと青空が出てきた


15:28 記念館・アンパンマンミュージアム 15:31 別館入口と芝生の中


別館で、脚本家・中園ミホさんの
「わたしの好きなやなせ先生の詩」
として紹介されていた詩

たったひとりで

生まれてきて 

たったひとりで

死んでいく 

人間なんて

さみしいね 

人間なんて

おかしいね

『愛する歌 第二集』(サンリオ)

「さみしいね」「おかしいね」は
人それぞれの受けとめ方でいい。
僕も、この詩は好きだ。

 



15:54 詩とメルヘン絵本館・収納庫の壁面



記念館・アンパンマンミュージアムや詩とメルヘン絵本館には写真撮影OKのところが結構あった。
けど、インターネット上にアップするのはダメとのこと。そこで外観ばかりになってしまった(上の4枚)。
撮った写真を個人的にたのしむほかないが、雑誌『詩とメルヘン』の表紙を壁一面に並べていたり、
やなせたかしの世界を見事に展示していた。



17:35 南国市で少し早めの夕食 18:16 お店を出た時刻



19:26 ホテル(高知市内)の部屋に荷物を置いて外出。
高知市はメインストリートでもとても暗いことに僕は感心した。
夜は暗くて当たり前だ。灯やネオンで煌々としているほうがおかしい。
この写真の意図は、右上の気温25C(上のほうが写ってないが)を記録するため、
ISO感度5000で撮った。かなり上げたつもりでも暗すぎるので、
下の2枚はISO感度を10000に上げて撮った。



19:43 「♪ 土佐の高知のはりまや橋で、坊さん…」
はりまや橋は、ホテルから徒歩15分くらいだった



19:47 はりまや橋の横を南北に走る路面電車


2日目


7:28 高知城。ホテルから2、3分のところ。
高知城は、天守と本丸御殿が江戸時代の姿のまま現存する唯一の城とのこと
朝食後の散策だ


7:53 地元の散歩中の人に撮ってもらった。
右半分は野面積みの三ノ丸石垣
土佐藩の初代藩主山内一豊の妻・千代と馬の銅像
高額の駿馬を買えずにいる一豊に、嫁入りの持参金十両を差し出した



7:56 石樋(いしどい)。高知城ならでは排水設備
多量の雨水で石垣にゆるみが生じないように
8:00 板垣退助銅像



8:05 アンパンマン路面電車。この電車の進行方向(右手)の終点は、後免町だ。
朝ドラ『あんぱん』では御免与町になっていた。なお、この東西に走る路線の距離が
22.1q、前夜19:47の写真にある南北の路線は3.2q、合計25.3qは路面電車として
日本最長とのこと。前夜も感じたが、電車がひっきりなしにやってくる。
市民の足として大活躍だ !!



ホテルを8:40に出発し、高知県立牧野植物園
今度は2年前の朝ドラ『らんまん』つながりだ

9時過ぎに入園。ガイドさんの説明やビデオ視聴の後、園内を散策


バイカオウレンの葉。この植物園のマークにも使われている 牧野富太郎博士の妻の名にちなんで命名されたスエコザサ



スイフヨウ ショウロウクサギとクロアゲハ



オジギソウ。葉に触れると見事にお辞儀する この植物園は、五台山(ごだいさん)という小高い山の上にある



レモングラス。葉っぱをちぎって香りを確かめてみよう ローズマリーもそうです



園内を一部、遍路道が通っている。
と言うことは、お遍路さんは無料で植物園に入れる!



シロバナマンジュシャゲ ヒメルリトラノオ



牧野博士銅像 シラヤマギク



イソノギク シオン(紫苑)



10:18 バスの出発は10:30。そろそろ駐車場に戻らないといけない。
僕にとっては一日中でも居たいところだけど仕方ない。
でも、ツアーならでは楽しみが続く!



11:06 桂浜に来た 竜馬は太平洋のはるか彼方を見つめている



桂浜、龍王岬、きれいなところだった 風はほとんどなかったように思うが、外洋のせいか波しぶきは迫力があった


さて昼食。高知といえば「鰹のタタキ」が定番か。でも、
まさか自分たちで炙るとは思ってもみなかった


11:40 6人一組で… 藁焼きタタキ体験だ



鰹のアブラのせいか、すごい炎だ タタキは初めは塩で、次に塩とワサビで食べた。
こんな美味い鰹のタタキは初めてだった。
写真中央は土佐の赤牛。シラスも美味しかった
12:26 店を出る。
桂浜から近い。建物が船の形をした、その名も「かつお船」という
ドライブイン・レストランだった


次いで、徳島県へ


14:19 祖谷(いや)のかずら橋にやってきた 14:26 渡り始めて、中ほど近くまできた。トモちゃん、余裕の表情だ



川面からの高さが14m。下を見るとちょっと怖い 安全のため、かずら100%ではなく、中にワイヤーが使われている



14:31 渡り切った後 河原近くの琵琶の滝



シユウカイドウ(秋海棠)


次いで…


15:17 大歩危(おおぼけ)。いま遊覧船が離れ、これから向きを変えて、吉野川の船下りを始めるところ。
所用時間30分、大人一人1500円(機会があれば乗ってみたい)
「2億年前の結晶片岩が形作る大峡谷」と言われても、
ようわからない。
遊覧船だと、峡谷の美しさをもう少し実感できそう



大歩危の上をJR土讃線が走っている 15:55 吉野川沿いに下ってきて、川幅が広くなってきた。
これから右手にぐるっと徳島県三好市の市街地方面にまで行って、
インターチェンジから入り、正面に見える高速道路を通って、
愛媛県の奥道後の温泉ホテルに向かう



3日目

やはり8:40にホテルを出発して、道後温泉へ


時刻は時計の文字盤通り 9:02 坊ちゃんカラクリ時計の一場面
坊ちゃんはもちろん、マドンナ、山嵐、清などがすぐわかる


坊ちゃんからくり時計の動画


9:07 さすが「みかん」県だ。種類が豊富! はるか、せとかのジュースをいただく



9:57 道後温泉本館入浴後 湯船は言われるように深めだった
「坊ちゃん、泳ぐべからず」の注意書きもあった



10:21 すぐ近くの子規記念博物館



漱石や… …一茶の句も



近くの道後公園のスイレン 小雨が降ったりやんだりだった ナンキンハゼの実


モダンな「道後温泉駅」の駅舎。
松山市内電車の停留場はどこも「電停」と呼ばれているのに、
ここだけは例外的に「駅」の名称になっているという。右手は坊ちゃん列車



10:51 松山に来て、これを食べないわけにはいかない お茶のサービスもあり、美味しかった
写真はお店の商品やポスターから撮った


11:00に道後温泉を出発


12:57 昼食弁当 13:28 昼食をとった今治のすごく立派なホテル



14:18 来島SAから望む来島海峡第三大橋など



晴れわたるとこのように見える

「しまなみ海道」がどうしてそのようにネーミングされたのか。
通ってみてなるほどと思った。山が連なっているのが「山並み」ならば、
島がつらなっているから「しまなみ」なのだ。そして瀬戸内海、「海」を渡るから、「街道」ではなく「海道」なのだ



14:28 バス座席は中ほどだった 14:43 多々羅大橋がぼんやりと



15:38 JR福山駅。左手に福山城が頭を出している



15:54 福山駅北口より。僕らの乗るの新幹線時刻がまだ先なので、
福山城を見学することにした
16:10 今回のツアーでお母さんと来ていた4歳(まもなく5歳)の
K君とすっかり仲良しになった。彼はアンパンマンだけでなく、
恐竜も大好きだ。手前はそのフィギュア。この後、天守に上る



この写真は帰鹿翌日に撮った。じつは3日目、道後温泉の後に
四国銘菓「栗タルト」ハタダ本舗の工場兼お店に寄った。
普通の栗タルトは
栗あんを巻いて作られるが、
大粒の栗まるごと贅沢に巻かれたのは、

「御栗(おんくり)タルト」と命名されていて特別だ。
写真はその切れ端(お買い得品300円)だが、
じつに美味しかった。(3切、食べたところで撮影)



ここまでご覧くださって、ありがとうございました。



以前のツアーの写真もあります。

2018年「名古屋城・下呂温泉など」はこちら→  2019年「猊鼻渓・八幡平など」はこちら→  同「十和田湖・奥入瀬」はこちら→


次の三つは今夏、信州・長野の個人旅行です。

2025/7/29 「栂池自然園」 は こちら →   7/31「八方池」 は こちら →  7/30〜8/1 「青木湖カヌーほか」 は こちら →



「2025年写真数々」 は こちら →



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初出:2025.10.3   最終更新: 2025.10.4
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