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大浪池・えびの岳

2015/6/29


雨、雨、雨、雨、雨、雨、雨、雨 ・・・・・・
いかに「季節は梅雨」とはいえ、こんなにも「今日もまた雨です」、そんな年が今まであったろうか。
前日・日曜の午後、おひさまが久しぶりに顔を出してくれた。

この日、朝起きると天気はさらに良さそう。
月曜だが、毎日が日曜日の我々、「では、行こうか!」となった。霧島へ。

予定のコースは、大浪池登山口をスタートして、池を東回りし、韓国岳をピストンして、
西回りでもどってくる。

実際、好天で気持ちよかった。期待していたオオヤマレンゲにも出会えた。

ところがである。大浪池東回りが終わる頃、それまで青空に輝いていた韓国岳がガスに被われ
まったく見えなくなる。

午後・夕方からくずれる予報もあったので、早まったんだと思った。
眺望のない韓国岳に登ってもしようない。あの階段はきついし・・・
日和見主義の我々は、「じゃ、韓国岳はパス!」、すぐ西回り入った。

20数分後か、西回りの中ほどでふりかえると、なんとまた韓国岳が輝いている!
時間は十分ある。「もどろうか」と気持ちが少し動いたが、それはやはり億劫だ。

でも、体力もまだまだあるし、いい天気! 大浪池だけで終わるのはもったいない。
で、下山後、えびの高原に移動して、我々はまだ行ったことのない、初めての
えびの岳を散策してみようということになった。

では、写真の方に、どうぞ。

7/2  たっちゃん



9:50 大浪池登山口出発 10:02


10:47 初め韓国岳に登るつもりだったから、
こんな標識も撮った


10:50 本当にいい天気だ。
後でガスがかかろうなんて全然思えない。
10:50

↑ 上の二つの写真撮影位置から少し東回りを進んだところ、火口壁をちょっと下って今年も出会えたオオヤマレンゲ ↓

10:59 11:03


この後、しばらくしてガスがかかる

↓ 下の写真は西回りに入ってから

ネジキの花 タツナミソウ


12:21 ガスは晴れたが、もどらない


12:22


13:31 一周してきて昼食後の一枚青空がまぶしい、たまらない


13:56 まもなく大浪池登山口



えびの岳へ

今では、僕らもわかっているが、7、8年前だったか、初めて聞いたときは「?」だった。
「えびの岳?」「えびの高原の間違いじゃないの」「そんな山、あるの !?」 だった。

えびの高原からはとても山には見えない。高原の南西になだらかに広がっている丘といった感じ。
だが、低いところからみると確かに山だ。
たとえば栗野岳から見るとなだらかながらも、確かに霧島山系の一つだとわかる。

                     「栗野岳からえびの高原」はこちら →

何万年、何十万年前かの噴火で、えびの岳はできた。
その散策コースは、地図で見ると少し高めの尾根筋であったり、火口縁のところを歩くようになっている。
だが、その取り付きがわからなかった。
キャンプ場の裏手から見当をつけ、コースに入るのはそう難しくないと思ったが、
念のためエコミュージアムセンターで教えてもらうことにした。

するとどうだろう。
丁寧な説明のうえに、解説員のお一人は「ご一緒しましょう」と言ってくださったのだ。
同道し、取り付きを教えてくれただけではない。
なんとその後の全コースもガイドしてくださったのだ。

おかげさまで、このページで結構たくさんの写真を紹介できます。

えびのエコミュージアムセンター・自然解説員の渡邊俊輔さん
大変ありがとうございました。
記して感謝します。

では、えびの岳の写真です。



14:37 ツクシサクラバラ 14:39 ナガバモミジイチゴ
まあまあの甘味だった


14:43 コースに入ってまもなく


アカマツにツタウルシが ツタウルシの幼木 それが成長して


・・・ こんなにも大きくなっていく ツタウルシの実


鹿が角をこすった跡


湿気が多くコケが木の幹にまで マリモ状のコケ


ヒヨコ に見える ネジキ


ブナの実 ブナ


ブナの葉っぱの形がわかるように撮った タラノキ
(鹿は刺をよけて、その葉も食べようとする)


左はミズナラ、右はブナ


左側は大浪池。その右に薄くぼんやりと烏帽子岳


 15:29 硫黄山 そして 韓国岳


ナナカマド キガンピ


15:45


ベニバナギンリョウソウ 同左


昨年、えびの高原から大浪池への途中で出会ったベニバナギンリョウソウについては
「6月末、7月半ばの韓国岳」 → をご覧ください。




16:08


キリシマミズキの実 サルナシ(コクワ)の花と実


ノカイドウの実

16:22

渡邊さん、我々の写真撮影まで、ありがとうございました。

約1時間50分の周回でした。




大浪池登山は約12000歩、えびの岳散策は約7000歩、

計約19000歩(トモちゃん、約22000歩)の一日でした。




ここまでご覧くださって、ありがとうございました。



初出: 2015.7.2  最終更新:2015.7.3
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