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オオヤマレンゲ、韓国岳火口壁ミヤマキリシマ

2021/6/7・8




ここしばらく好天の日にしか山に行っていなかった。
数日前から天気予報を注意し、当日も朝、「あっ、やっぱり晴れているな」と確かめて出かける。
ところが、そんな出発の仕方では、大浪池登山口駐車場が早々にいっぱいになってしまう。

今年は梅雨入りが早かっただけでなく、合間の晴れの日がとても少ない。
そこで予報が曇りの日でも出かけようとなった。
予報はそうでも、いいほうにはずれてくれることもあるだろう。
大浪池を東回りして、まずオオヤマレンゲを楽しみ、天気が良くなれば韓国岳にも上って、
帰りは西回りでもどってこようという計画だった。

当日、6月7日早朝、鹿児島市は薄曇りだった。霧島に向かう途中、少し陽が射すこともあった。
そこで天気の好転も期待したが、だめだった。
今回の韓国岳登山は、山頂部のミヤマキリシマがねらいめだった。
ミヤマキリシマは少しはいい天気の時に見たい。
東回りの途中、曇天がよくなりそうないどころか、韓国岳がガスに覆われるようにもなってきたので、
そちらは翌、8日にえびの高原から向かうことにした。

では、6月7日と8日、2日間の写真を通してご覧ください。

6/13 たっちゃん



6/7 8:48 曇天でもいいことが…



無風で、湖面が鏡面のよう



9:12 東回りの樹間からの大浪池。青緑色と白色の湖面。白色は空を覆う雲



9:38 お目当てのオオヤマレンゲ
ひとつ上の9:12の写真と時間間隔がかなりありますが、その間の距離は少しです。

この手前のところでも、オオヤマレンゲを探して時間をとりました。
木は1本見つけましたが。花も蕾もありませんでした。




ゴジラの目(なるほど、うまい表現です。YAMAPにどなたかが書いていました)。
登山道この数メートル先、左の二つの大岩の間を少し下りたところがお目当てのところ。
一つ上の写真のように、たくさん花や蕾がありましたが、…



こっちを向いていたのはこれひとつでした。 蕾はたくさん



これは横向き これも



青空をバックにしたきれいなオオヤマレンゲの写真が、「2015/6/29 大浪池・えびの岳」で見られます。
クリックしてご覧ください。


久しぶりにここに来ましたが、多くの人が来ているせいか、
斜面に段もできていて、以前より足場がよくなっているように思いました。
でも、撮影時はやはり気を付けなくっちゃ。



シロドウダン コツクバネウツギ (^^)顔に見える?



10:15頃、早い昼食(遅い朝食)を二つテーブルのある展望所でとる。
上の三つの写真はそこで。



10:31 展望所より。「韓国岳は今日はパス!」と決断す ナナカマド



11:26 避難所近く 11:29 西回りは久しぶり



11:41 西回りの最初の展望所にて。ベニドウダン



ヤマツツジ マムシグサ



霧島の6月は天候に関係なく、
どこもコガクウツギがきれいです。



以上、6月7日、大浪池登山口8:00出発、13:23着。YAMAPの記録は、距離6.0q、±429mでした。

続いて、8日、えびの高原駐車場を8:53出発。韓国岳へ。

ねらいはミヤマキリシマだ。
2年前の6/6に東方向の大幡池から眺めたとき、韓国岳の上のほう北東斜面がピンクに染まっていた。
是非、季節のその時期に上って確かめてみたいと思ったものだ。
「2019/6/6 夷守岳・丸岡山。大幡池」の10:30の写真をご覧ください。)

この日の予報は晴れだったが、薄曇りより少しましな空模様の中、登山開始。



9:47 三合目手前の展望所より。甑岳(左手)の向こうの雲海に、白髪岳、市房山、石堂山などが浮かぶ



9:53 10:03 四合目手前。ノリウツギの花。
これが花らしくなるのはまだ先



11:06 八合目過ぎ
前日に比べると天気ははるかによく、コツクバネウツギの写真もきれいだ
11:19 山頂着。この日は蒸し暑く、ゆっくり2時間半近くかけて上ってきた。
この写真の左手奥に、韓国岳北峰に向かうV字形の鞍部が写っている。
、そのつもりで撮ったわけではないが、この後火口をほぼ半周して、その手前
まで足をのばすことになる。



じつは、この日、新しい出会いがあった。
小林市在住の森林インストラクター・Nさんだ。
最初は、四合目手前で、ノリウツギについて教えてもらった。
その名の由来は、和紙を漉くときの糊に、樹皮の内側の粘液が使われたことによるという。

さて、そのNさんが山頂で待っていてくださって、僕がこの先の北東斜面の様子を見に行きたいと言うと
「じゃあ、行きましょうか」と案内してくださったのである。

一度だけ、しかも大勢で北峰から韓国岳山頂へのルートを歩いたことがあるが(「2013/10/28「韓国岳北峰」)、
僕とトモちゃんの二人だけなら、この日、鞍部近くまで行けなかったと思う。

僕が期待していた外側の北東斜面は、虫にやられてだめだったが、以下の写真のように、
内側の火口壁のミヤマキリシマはじつに見事だった。

案内してくださったNさんのおかげで、素晴らしい光景を目に焼き付けることができた。
Nさん、ありがとうございました。深く感謝します。




11:28 11:30 火口縁を進んで…



11:38 火口壁に広がるミヤマキリシマ。見事!じゃありませんか。僕がミヤマキリシマを撮った写真としては、近年で一番です。
北峰に少しガスがかかっているのもイイ感じ。この頃から青空も顔を出すようになってきた。



11:39



11:40 写真上部の一番高いところが、韓国岳山頂



11:47



11:56 外側の斜面はダメでした 12:07 タンナサワフタギ。後景は夷守岳



12:09 左手前方が甑岳 12:11



12:12 鞍部手前。このちょっと先から引き返す



12:36



12:49 外側だけど、まわりが砂礫地で虫が近寄りようなかったせいか、きれいだ。



12:53 11:40の写真のところにもどってきた



山頂にもどって、昼食休憩後、下山開始。 13:56 九合目付近から



14:04 八合目付近。向こうは大浪池



15:24 えびの高原駐車場着。
YAMAPの記録、距離6.7q、±674mでした。



15:44 えびのエコミュージアムセンター隣のオオヤマレンゲ きれいなのが簡単に見られるので、あまり有難くありません(笑)






ここまでご覧くださって、ありがとうございました。






2021/5/31「大浪池のミヤマキリシマ群生地」 は こちら →     2021/5/10「不動池折り返し」 は こちら →


2021/4/22「ハルリンドウなど 韓国岳登山道の花と木」 は こちら →


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2021/3/14 「マンサクの大浪池」 は こちら →    2021/2/10 「霧島・烏帽子岳」 は こちら →


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2020/11/3〜6 「奄美大島観光」 は こちら


2020/11/12 「栗野岳の紅葉」 は こちら →




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初出:2021.6.13   最終更新: 2021.7.3
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