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サン・モリッツ〜アルプ・グリュム(スイスアルプス・ハイキング詳報1)

2013/6/29〜30


スイスアルプス・ハイキング第一報はこちら →

クラブツーリズムの「スイスアルプス・ハイキング13日間(6/29から7/11)」に行ってきた。
第一報を7/14にアップした。僕にしては、めずらしい早さだった。

その最後に「続報(詳報)は8月中旬以降になりそう」と記した。
「以降」だからといって、ぐずぐずしていると、すぐに「8月下旬」にもなってしまう。

で、不十分なもので、「続報(詳報)」の一部にとどまるが、
まず第1弾として、スイス最初の滞在地、サン・モリッツを拠点とした2日間を紹介したい。
スイスは、この2日間もとてもきれいだった。

素晴らしい景観などをとくとお楽しみいただけますとうれしいです。

続く第2弾、第3弾・・・は、またしばらく先になりますので、ゆっくりお待ちください。

2013/8/17 たっちゃん

サン・モリッツ2日目、7/1「コルヴァッチ展望台・フェックス谷」はこちら →
 
 


       
6/29 成田出発前
2020東京オリ招致運動用か、
いろいろポーズをとったひとつ
      直行便で行きは12時間半 


       
着くとスイスは雨だった。17:16 専用バス・最前列より
正面はチューリッヒ湖
      17:22 雨が上がった 


       
19:10 なかなかきれいだ        19:48 サン・モリッツ手前
山岳地帯に入るとまた雨!
明日の天気が心配だ


6/30


   
午前6時すぎ
ホテル玄関外の
温度計
  なんと 1 けた
わずか2度!
  6:14 でも雲一つない。
天気はよさそうだ。左手に男性が二人(ホテル従業員)。
この絵ではちょっとわかりにくいけど、二人とも半袖! 寒くないのか


朝食(バイキング形式)。左右、どちらかが僕ので
もう一つがトモちゃんの。この盛りつけはどちらのか?
そんなのどっちでもいいか


8:52 ホテル前。晴れわたってくれた 9:24 サン・モリッツ駅(標高1775m)でベルニナ線の出発を待つ


9:54 向こうの山の上に画家セガンティーニの小屋がある
となりに赤い列車が! ベルニナ線は単線なはず、しかも同じ方向! とビックリしたが
ポントレジーナまでは、サメーダンからも走っている


ダイヤモンド社『地球の歩き方 A18 スイス』
(アルプス・ハイキング)より

第一報で記した、撮りたかった構図はこれ!
10:22 モルテラッチ氷河。
でもかなわなかったので、第一報写真の氷河のところだけを拡大した。
モルテラッチ駅から氷河の先端まで、1時間半ほどで行って帰ってこられるという。


10:32 右手奥の右側がピッツ・パリュ(3901m)
真ん中のまるいのがピッツ・カンブレナ(3606m。その左の尖峰がそうだとの説明もある)

晴れ渡っている。午後のディアヴォレッツア展望台(2973m)が楽しみだ


10:40 上(10:32)の写真から60度くらい回り込んだところ。
写真中央カンブレナ氷河の溶けた水がたまってできたのが、ラーゴ・ビアンコ(「白い湖」の意)


10:42 オスピツィオ・ベルニナ駅(標高2253m) キバナノコマノツメ


10:50 ハイキング出発 サクラソウの仲間
コケマンテマ


デイジー
アルペンマーガレット?
要はキクの仲間
アネモネ?
アピフォリア・オキナグサ
プルサティラ・アピイフォリア

・・・の群生


11:04 これからラーゴ・ビアンコの南端(前方)まで歩き、右手斜面の向こう側をゆるやかに上っていく


タンポポ 11:12 赤い列車を横に見ながら歩く ミネズオウ


ゲンティアナ・クルシイ 11:30 対岸の残雪のなかに・・・ →


11:31 僕らは余計なものは手にしない。100%自分の足の力だけで目的地に向かう


11:36 僕の頭の後ろあたりから歩いてきた


星型のリンドウ(英語 gentian)
ゲンティアナ・ベルナか
11:51
今年は残雪が多く、ここはきっと特別に除雪したんだと思う。



12:09 めざすサッサル・マソン(レストランがある。標高2355m)が見えてきた


12:19 真下に後で下っていくアルプ・グリュム駅(2091m)。遠く望むは南南東方面。湖はボスキアーヴォ湖


13:33 昼食後 13:38 パリュ氷河(正面)に向かうように出発



13:44 どんどん下って行く


ミヤコグサ


パリュ湖。すごくきれいだ


トリフォリウム・アルピヌム
アルピヌム・ツメクサ

ムシトリスミレ


トロリウス・エウロパエウス
タマキンバイ(シナノキンバイの近縁種)
英名:グローブフラワー(やはり玉花の意味)
「バターカップ」や「バターボール」の愛称もある
これは、福田謹一さんの撮影。写真の深みが違います。
この後、
(F)とあるのは「福田さんの写真」の略です。
福田さん、たくさんファイルを送って下さり
ありがとうこざいました。


14:05 アルペンローゼ(バラではなく「ツツジ科」です)




(F)プラタンテラ・ビフォリア(ラン科ツレサギソウ属)
あるいは「ラタンテラ・クロランタ」かも

(F)ハクサンチドリの仲間 僕のコンパクト・デジカメで撮影


ミヤマキンポウゲ ミヤマダイコンソウ


ポテンティラ・アウレア(キジムシロの仲間) トウダイグサの仲間



14:33 サッサル・マソンを見上げる 14:42 アルプ・グリュム駅近く









「アルプ・グリュム」の日本語プレートには
「姉妹鉄道提携 5周年記念
1984年6月 寄贈 箱根登山鉄道株式会社」
とある。
14:43 パリュ氷河がとけて流れてきてパリュ湖。駅より


15:11 ベルニナ線をもどる


15:17 ラーゴ・ビアンコは、「白」よりもこの絵では「灰色」か、いや他の写真(11:37)など、「乳白色」と言ってよいかもしれない


15:23 午前10:33の写真と似た角度。
真ん中のピッツ・カンブレナも右手のピッツ・パリュもきれいに見えている。
期待が高まる!


15:28 まもなくベルニナ・ディアヴォレッツァ駅(標高2095m)。左手の建物がロープウェイ駅


(F) 大きなロープウェイ。この写真は午前中車窓より
一気に(10分ほどで)約900mを上がる


(F) 15:49 ディアヴォレッツァ展望台はこんなところ。上も晴れている! いいじゃなーい


ところが、お目当ての山群は・・・


15:50 写真中央ピッツ・モルテラッチ(3751m)
そのすぐ左手の頂きは見えていて3610mだから、150mほど山頂部分が見えていない。
そのまた左、写真の左端4分の1強がピッツ・ベルニナ(4049m)。


15:50 上の写真の左。写真中央、ピッツ・ベルニナは山頂部450mくらいが雲の中


15:51 さらに左。左手のピッツ・カンブレナ(3606m)の丸い山頂部はギリギリ見えているが、
つい先ほど下から見えていたピッツ・パリュ(3901m)の山頂部は300mくらい雲の中


16:43 レストランでカプチーノを注文し、50分以上待っても変化はなかった。
ピッツ・ベルニナは依然、雲のなかだった。残念!


16:49 で、帰る前に展望台の壁面にあった写真を撮ってきた。
この時のほうが写真よりも雪が多いが、下のほうの位置関係は対応していて

雲に隠された山頂下400mくらいを想像できる。

「たっちゃんは好きだね〜」。

なんでそこまでと言われるかもしれないが、是非この目で見たかったのだ。
ピッツ・ベルニナが山群の最高峰、唯一の4000m峰というだけではない。


以前、NHK・BS『グレートサミット』のなかで、写真右手の稜線が
「ヨーロッパで一番美しい白き稜線」「ビアンコグラート」として紹介されていたからだ。



展望台の鉢植えのなかに、エーデルワイスがあった。
「ふーん」という感じで、感慨もなにもなかった。


(F) 18:10 サン・モリッツ駅にもどってきた (F) 駅からサン・モリッツ湖の北西岸30分ほど歩いてホテルに帰った
         
         
(F) サン・モリッツ湖の散歩道、↑東岸や       (F) ↑南岸を1時間以上かけて帰ってきた人達もいた。
とてもきれいだったとのこと。


(F) スイスに来て一番見かけた街路樹。ナナカマド
僕の故郷、北海道旭川市の「市民の木」だ


この日、6月30日のトモちゃん携帯の万歩計の歩数は、17323歩だった。


ここまでご覧くださって、ありがとうございました。


スイスアルプス・ハイキング第一報はこちら →


以下の詳報(続報)もご覧ください。



7/1「コルヴァッチ展望台・フェックス谷」(スイス・アルプス詳報2)はこちら →

7/2「氷河特急・フルカ峠」(スイス・アルプス詳報3)はこちら →

7/3「リッフェルアルプ・スネガ周辺散策」(スイス・アルプス詳報4)はこちら →

7/4「マッターホルン北壁下ハイク」(スイス・アルプス詳報5)はこちら →



2013年1〜3月の写真集はこちら →       4月の写真集はこちら →      旭川の5月はこちら→


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最終更新: 2013.9.14
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