TOPページ → 山(花)・旅 目次 → 槍ヶ岳(表銀座コース)前半
今年(2010年)は夏山に3回も遠征した。 7月初旬の岩手山、同下旬の尾瀬、そして8月下旬の槍ヶ岳である。 槍ヶ岳はシェルパ・山の旅企画室の山行「ゆっくり楽しむ表銀座コース」5泊6日である。 これは今年の夏山、最後を飾るすばらしい山行だった・・・ と書きたいところだが、僕の場合はそうさらっとは書けない。 もちろん好天にも恵まれ素晴らしかったのは間違いない。 が、山行のきつさを初めてと言ってもいいほどに思い知らされた。 昨年ほぼ同時期の初の北アルプス、「ゆっくり奥穂高」4泊5日の印象から、 今度も「ゆっくり」なので(1日少ない行程に比べて)「楽勝!」とたかをくくっていたのがいけない。 初日の中房温泉から燕山荘、燕岳への上りにしても、標高差1300mは大したことないと思っていた。 上るだけだ。岩手山は1日で1400m上り1500m下った。 実際、中房温泉からの上りはきついということはなかった。 けれど、自覚しないところで疲労がたまっていたんだと思う。 2日目は高低差があまりないので、普通だと「稜線漫歩!」を楽しめるはずのところだが、そうはいかなかった。 寝不足や10キロはゆうに超えていただろうリュックの背負い方のまずさもあって、 ヒュッテ西岳に着いたときは完全に足にきていた。 その疲れからかぐっすり休むことができ、3日目の東鎌尾根、槍ヶ岳登頂はよかった。 けれど、午後に相当な空き時間があったので、近くの大喰(おおばみ)岳くらいなら行けそう・・・、 でも、その元気はまったくなかった。(さらに南の中岳まで往復してきた福岡のMさんはスゴイ!) この夏の下界の暑さは尋常でなかった。じつは北アルプスも暑かった・・・ もちろん下界のようなことはない。けれど、日が落ちると寒いなどということはまったくなかった。 槍ヶ岳山荘の部屋の中は暑く眠れなかった。これが槍沢の下りに影響した。 後ろからどなたかに「内沢さん、足が上がっていないね」と言われた。 最終日の上高地までも足取りが重かった。膝裏が張ってしようがなかった。 つれあいのトモちゃんはなんと快調だった。 以前だと下りには膝サポーターを使うことも少なくなかったが、まったく世話にならなかった。 「日頃のトレーニングがたっちゃんとは違うの!」と憎たらしいことを言う。 僕は「リュックの重さの違い!」だと言っても、負け惜しみにすらならない。 槍ヶ岳からもどって半月が経過した。今も左膝の調子がおかしく、整骨院に通っている。 ということで、僕の場合は事前のトレーニングや十分な睡眠、休息のありようなど、 反省材料が多い山行でもあった。 けれども、槍ヶ岳、表銀座・槍沢コースが素晴らしかったのは言うまでもない。 山だけでなく、同行の仲間もすばらしかった。 写真には、北アルプスの自然とみなさんの笑顔があふれている。 たくさんあるので、2回に分けて紹介したい。 お楽しみいただけますととてもうれしいです。 2010/9/16 |
8/26(前日) 午前中、中部国際空港で、福岡・宮崎からのメンバーと合流し、バス2台で中房温泉へ。 |
![]() ↑ 15:41 中央自動車道から虹が見えた |
![]() ↑ 17:11 秘湯とあって、中房温泉への道路はスゴイ! 前のバスは宮崎グループ。燕山荘まではいっしょだが、 その後我々とは反対方向の北に、餓鬼岳(2647m)をめざす |
|
![]() ↑ 17:13 崖っぷちの谷側だけでなく、岩がでっぱっていて山側も大変 |
![]() ↑ 17:38 中房温泉駐車場に無事に着く。 みんな自然に運転手さんにお礼! 「プロの腕」に頭が下がる。 31日上高地に迎えに来てくれたとき、 運転手さんは「帰りもあの道は修行そのもの!」と言っていた。 時々、ぶつけるバスがあるらしい。 |
|
![]() ↑ 17:43 はい。宿です。 ここは山小屋ではありません。一人に一枚のふとんはありました。 |
![]() ↑ 17:44 ダテちゃん、ヒガシさん 今回もどうぞヨロシク! 郵便ポストがなつかしい。 |
|
8/27(1日目) 中房温泉から燕岳(2763m)へ |
![]() ↑ 温泉玄関前 セリの花 |
![]() ↑ 6:29 「朝食は6:30からです」 |
|
![]() ↑ 7:23 燕岳登山口(標高1455m) |
![]() ↑ 木漏れ日が気持ちいい |
|
![]() ↑ 「北アルプス三大急登の一つ!」 それほどじゃない!と思った。 でも、後からきいてきた。 |
![]() ↑ 8:11 第1ベンチにて、まったく別のグループの人と写真におさまる。 なぜ? リュック(グレゴリー)もブラウスも、そして年齢も同じ!だった。 |
|
![]() ↑ オオカメノキの実 → |
![]() |
|
![]() ↑ これもオオカメノキ |
![]() ↑ 9:45 だいぶ登ってきた。下に赤く見えるところが中房温泉 |
|
![]() ↑ 9:48 |
![]() ↑ 9:50 鹿屋方面のお友だち3人 |
|
![]() |
![]() ↑ ミヤマアキノキリンソウ |
![]() ↑ 滴を写したつもり |
||
![]() ↑ ナナカマドの黄葉。これがさらに紅葉するのか |
![]() ↑ アカモノの実 |
![]() ↑ カニコウモリ |
||
![]() ↑ 11:37 ここでは、これを食べなきゃ! 合戦小屋の名物スイカ 一切れ800円! 手にしているのはその半分 シシウド → |
![]() |
||
![]() ↑ ウメバチソウ |
![]() ↑ オヤマリンドウ |
![]() ↑ クロウスゴ |
||
![]() ↑ 12:09 曇っているけど、元気いっぱい! 鹿児島グループのメンバー、一人写っていません。 Yさんが両足をつってしまい、後から宮崎グループといっしょにゆっくり来ます。 |
![]() |
![]() ↑ ミヤマホツツジ ←チングルマの果穂とネバリノギラン? |
![]() ↑ オオヒョウタンボク 果実が2個並ぶ |
||
![]() ↑12:36 写真中央やや左、上ってきた「合戦沢(カッセンザワ)ノ頭」をふりかえる |
![]() ↑ 12:59 青空が時々顔を出す |
|
![]() ↑ 13:03 燕山荘までもう少し |
![]() ↑ トリカブト |
|
![]() ↑ カンチコウゾリナ |
![]() ↑ ハクサンフウロ |
![]() ↑ ヤマハハコの群生 |
||
![]() ↑ 13:10 燕山荘直下のお花畑 一番目立つピンクはシモツケソウ |
![]() ↑ オンタデ |
||
![]() ↑ 13:20 燕山荘前 リュックを下ろして、これから後ろの燕岳へ |
![]() ↑ コケモモ |
![]() ↑ イルカ岩 |
![]() ↑ コマクサの季節はほとんどお終い |
||
![]() ↑ 13:45 燕岳山頂手前 いい写真だね〜 |
![]() ↑ 13:49 メガネ岩 若者(ハマちゃん)はてっぺんに腰掛ける |
![]() ↑ 14:19(帰り) 中年はてっぺんの横に立つ 高年はそもそも上らない |
|
![]() ↑ 14:29 明日の縦走路が右にのびる |
![]() ↑ 燕岳 と トウヤクリンドウ |
|
8/28(2日目) 燕山荘⇒大天井ヒュッテ⇒ヒュッテ西岳 |
![]() ↑ 4:48 まだ日の出前。燕山荘と燕岳。右手遠方に鹿島槍ヶ岳(6つ下の写真も) |
![]() ↑ 4:51 山頂が平らなのが有明山(2268m)。手前が昨日上ってきた「合戦沢ノ頭」 |
![]() ↑ 4:52 昨日見えなかった槍ヶ岳がわかる。今日は好天だ! |
![]() ↑ 4:56 今日の縦走路(右手から真ん中へ)がほぼ見えている |
![]() ↑ 5:15 日の出 |
![]() ↑ 5:53 北北東 鹿島槍ヶ岳の遠望。双耳峰がわかる |
![]() ↑ 6:10 (燕山荘出発6:05) ほぼ真南の方向。 この写真を撮ったときはわからなかったが、 縦走路だけでなく、この日の目的地もほとんど見えているではないか。 トモちゃんの頭の左上、どっしりした大きな山が大天井岳(2922m)、 その山腹を右に巻いて行く。その右の黒っぽいのが牛首、その左を巻く。 一番遠くが穂高連峰。その前の小さな小さな三角が赤岩岳(2768m)、 その向こうに西岳があり、その裏手にヒュッテ西岳がある。 赤岩岳に邪魔されているので見えているわけではないが、目的地の方向や場所はよくわかる。 |
![]() ↑ 6:13 北北西を望遠で。写真中央は立山。その右手、燕岳の斜面に接するように剱岳 |
![]() ↑ 6:38 西を広角で。左手遠くにとがった笠ヶ岳、中央やや右手遠くに薬師岳 |
![]() ↑ 6:43 蛙(げえろ)岩 |
![]() ↑ 6:47 ダテちゃん、メガネもキマッテイル! |
|
![]() ↑ 6:52 朝日を浴びて、気持ちいい稜線歩きだ |
![]() ↑ コゴメクサ |
|
![]() ↑ 7:11 ここまでは本当に稜線漫歩 |
![]() ↑ 昨日につづいてウメバチソウ 中年「ババちゃん」少し高山病気味だった→ |
![]() |
|||||
![]() ↑ 7:15 「大下りの頭」にて。この写真もいいね〜。ババちゃんには、もう1枚、目をつぶっていないイイ写真があります。 |
![]() ↑ 8:08 ガスが出てきた |
![]() ↑ 8:11 上から、横から、ガスのかかり方がおもしろい |
|
![]() ↑ イワツメクサ 朝露に濡れている |
![]() ↑ 8:16 |
![]() ↑ 8:42 |
||
![]() ↑ 8:51 小林喜作のレリーフ |
![]() ↑ 9:03 分岐 左は大天井岳山頂や常念岳へ 僕らは右にトラバースしていく |
||||
![]() ↑ 9:08 このコース、右側が切れ落ちているところもあって、少し緊張する |
![]() ↑ 9:31 ガスがとれてきた。先頭グループが写っている |
|
![]() ↑ その先頭グループのなかの久保さん(福岡県朝倉市)が向かい側から望遠で撮ってくれた。 僕が撮った右上の写真の直後。とってもイイ写真! 久保さん、ありがとうございました。 トモちゃんはいつのまにか2番手に。コースに少しでも危険箇所があるとこうなります。 |
![]() ↑ 9:50 真ん中が赤岩岳。6:10の写真中心部(左斜面が大天井岳、右が牛首)がこんなに大きくなった |
![]() ↑ 10:00 上の写真から10分後。ここを下りると大天井ヒュッテ。赤岩岳は右手前方に。 写真中央にはチラッと見える白いのは梓川。その右手に「屏風ノ頭」 |
![]() ↑ 10:45 牛首の左手、二ノ俣谷源頭部のお花畑を横切る |
![]() ↑ 11:33 ビックリ平(後ろは牛首と大天井岳。その間を歩いてきた) |
|
![]() ↑ 11:42 これから赤岩岳への上り 12:31 槍ヶ岳へせりあがるようなY字雪渓 → |
![]() |
||
![]() ↑ 12:44 赤岩岳山頂(2768m)近くの標識。中央は常念岳(2857m) |
![]() ↑ オオヒョウタンボクの赤い実がキラキラ輝いている |
|
![]() ↑ 13:27 今回のメイン、明日のコース、東鎌尾根と槍ヶ岳がバック |
![]() ↑ 13:35 西岳の手前。写真中央小さく、一人が渡りかけている。「あんなやせ尾根、大丈夫なのか?」 |
![]() ↑ 13:41 近づいてみると横幅もある程度あり、 ロープも張ってあってひと安心! |
![]() ↑ 13:49 この日の目的地、ヒュッテ西岳が見えてきた。 穂高の峰々には雲がかかっている。涸沢カールの雪渓も見える |
|||
![]() ↑ 13:56 着きました。ヒュッテ西岳はここから数秒下りたところ。 |
最終更新: 2012.4.26
Copyright (C) 2002-2012 「たの研」内沢達のホームページ