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岩手山(2038m) 八幡平(1613m)  2010/7/4〜5



お待たせしました。
前日(7/3)登った早池峰山のアップ(7/13)から、一月もたってしまいました。
「すぐにはできない。先になる」とは思っていましたが、こんなにも遅くなる!とは。
これは、「たっちゃんが決して遊んでばっかりではない。一生懸命働いている!」証拠かもしれません(笑)。

さて岩手山(7/4)は、とても大きなゆったりとしたイイ山でした。

僕は地図やガイドブックを見るのが大好きです。この日のコースを何回も見ているうちに、
「これは時計の文字盤や短針、長針。時刻は4時10分だ」と思うようになりました。

そのようにも言えるのではないかという、もちろんたとえです。
山頂を中心に考えて、東南東の馬返し(うまがえし)登山口が、時計の文字盤では4時あたりです。
そこから上りの柳沢コースが短針にあたり、山頂まで6.1kmです。

9合目から上は火口縁を回ったりして、時計の針のように直線がぶつかっていませんが、
下りは東北東の方向。焼走りコース6.7kmで上りより少し距離があります。
これが長針にあたり、時計の文字盤では「2」(10分)に伸びた感じです。

合わせて距離が12.7km、結構あります。でも、それはガイドブックの地図の(時計の文字盤のたとえでも)
せいぜい4分の1くらいです。だから、岩手山はとても大きい山です。

標高差もかなりです。馬返し(うまがえし)登山口の標高は633m。
山頂(薬師岳)は2038mだから、1400mもある。下りは焼き走り国際交流村が569mだから、もう少しある。
一日で登って下る標高差は、僕のこれまでの最高だ。

とくに上りにゆっくり時間をかけて、11時間弱、10時間50分もの山行になりました。
「登った!」という実感がいっぱいの山行でした。

では、きれいな山の写真の数々をお楽しみください。


2010/8/13





↑ ウリハダカエデ

 

↑ 曇天のなか、馬返し駐車場を7:17出発


↑ ヤマグワの実


↑ 7:22 5分ほど歩いて登山口に


↑ 7:25 「クマに注意!」だって
ダテちゃん、今日も快調!です

↑ 7:58 写真は小さいけど、標識に「0.五号目」とある。
40分も歩いてまだ「0.5合目」だって! じゃー単純計算だと
山頂まではその20倍「800分」もかかることになる!
上りだけで10時間以上!? そんなことはないでしょうが、
岩手山はそれだけ大きい山だということか




  
↑ オニシモツケ

↑ エンレイソウ
  
↑ マイヅルソウの実



↑ 8:11 沢沿いにガスも上がって(下りて)きた。かなりの望遠で撮影。






↑ 8:34 前がつかえています。

  

↑ 8:46 小休憩


↑ 8:53 二.五合目。4分の1で「約1時間30分」経過。
だんだん話があってきたか。


↑ ヤマオダマキ





↑ タニウツギ

↑ ダケカンバ




↑ 桜


↑ ハクサンシャクナゲ



↑ ミネウスユキソウ (下の大きな写真も)


↑ ミズキ

↑ ミヤマハンノキ

↑ ニガナ






↑ 「花が多いと虫も多い」かと思った。前日もいっぱいいた。
早池峰山では1匹、この日岩手山では2匹、食べてしまった。
どなたかに「不足たんぱく質を補ったのね」と言われた(笑)。
とくに上りは呼吸が
激しいとき、吸い込んでしまう。
「花が多いから」かと思ったが、7/26に登った尾瀬・至仏山は
そんなに虫はいなかった。
    








↑ サンカヨウ

  

↑ 隣の尾根(旧道)を登ってくる登山者
右の大岩は「大倉石」だと思う(ガイドブックより)


↑ 11:54 7合目鉾立(ほこたて)。ここまでゆっくり3時間半弱。
標高1730m。1100m弱登ってきた。後ろは山頂につながる火口縁。

↑ オオバキスミレ




↑ 11:46 7合目。左上の写真と同じところ。こちらを先に撮る。
みなさん、とても元気! 天候は依然、曇り。





↑ ベニバナイチャクソウ
  

↑ コケモモ





↑ 12:31 8合目、昼食後。7合目からもさらにゆっくり上り、ここに着いたのが12時。冷たい美味しい湧き水もあって昼食に。
みなさん、イイ笑顔。なんと青空が広がっているではありませんか。
僕の予想は当たった。曇天だったけど、「上に行ったら晴れる!」と勝手に期待を口にしていた。。スバラシイ眺望が期待できそう・・・





↑ ハクサンチドリ。色もひとつじゃなく、きれいじゃありませんか。



↑ コバイケイソウの向こうに残雪


↑ ミヤマキンバイ



↑ 12:53 9合目不動平(ふどうたい)
あれ? また曇ってきた

↑ 火口縁を登っていく途中、コマクサとご対面です


↑ 13:17 御鉢(おはち)と呼ばれる火口縁まで上がってきた。
岩手山・山頂(薬師岳)は中央やや右手、うすくガスがかかっている





↑ 右上と同じところ。山頂は写真のど真ん中。まったく見えていない。
青空は消えても山登りの嬉しさに変わりはない。





↑ 13:31 上に行ったら晴れる! いったんは期待にこたえてくれたけど、
天気は回復しないどころか、小雨まで降りだす。みんな雨具を着用。

眺望!なんてものはほとんどない。

↑ 13:32 ダテちゃんもガスのなか。
ぼんやり見えているのは山頂じゃない。手前です。






 13:36 火口内側斜面に群生するコマクサ
晴れていたらスゴイ!と思う







↑ イワブクロ



↑ 13:38 山頂まであと5分。



↑ 11:43 山頂着




↑ 僕の腕時計の高度計は2120m。
気圧換算の誤差は約80m。

↑ 13:47 眺望ゼロ。雷鳴も聞こえてきていたので、
山頂には3〜4分しかいなかった。下山開始。




↑ 13:53 平笠不動分岐でふりかえると
一瞬青空が顔を出し、山頂も見えた。




↑ 13:55 やっぱりガスの中を下山



↑ タカネスミレ



↑ イワテハタザオ?


↑ オオシラビソの芽






↑ 雨に打たれるツマトリソウ

↑ シラネアオイ

↑ 下りもサンカヨウと出あえた





↑ シラネアオイの群生



↑ 雨のせいか、モミジカラマツの花が開いていない


↑ 15:15




↑ 15:50 「ツルハシノ分レ」を過ぎるとまたまたコマクサの大群落






↑ ヤナギ

↑ タニウツギ

↑ 最後は林の中の平坦な道を。雨はもう上がっています



↑ 18:04 無事下山完了。感謝!!
いつものトモちゃんの初めと終わりのポーズ

(僕は無神論者ですので・・・)





↑ ダテちゃんといっしょ(トモちゃん撮影)
「僕らはまだまだ余力があるね〜」 な〜んちゃって






八幡平(はちまんたい) 最終日 7/5 早朝の散策





 4:14 八幡平ロイヤルホテル前の駐車場から見た岩手山
山頂は雲の中



  


↑ 4:17 八幡平出発前にクワガタと遊ぶ

↑ 5:10 4時半にホテルを出発して
5時過ぎにアスピーテライン頂上登山口着
小雨の中、傘をさして散策開始



↑ キヌガサソウ



↑ 5:33 雨は上がっている

↑ ヤナギの花






↑ 5:38 バックの白い花はヒナザクラ





↑ ヒナザクラがほとんどしぼんでいる。
 左端真ん中からやや下のほうに開いたのがある。
 開くと真ん中が黄色できれい



  



↑ ミヤマキンポウゲ
これも開いていない

↑ イワイチョウ

↑ イワカガ






↑ 5:46 右手は八幡沼




↑ 5:58 朝が早いと花がまだだったりもするけど、こんな幻想的な眺めも楽しめる



↑ 6:01 とうにお日様は上っている





↑ 6:07 木道がずっと続く

↑ 6:21 源太森にて





↑ 6:59 雲が切れてきた。快晴だ。





↑ ニッコウキスゲのご対面

↑ ミズバショウはもう終わってた
←左の黒谷地湿原をへて ↑ 7:20 アスピーテライン
黒谷地に出てきた早朝2時間20分の八幡平散策 デシタ!



↑ 7:31 八幡平アスピーテラインからの岩手山の眺め。なるほど「南部片富士」だ!





↑ 9:42 8時前にホテルに戻り、入浴朝食後、10時の出発前
ホテル前の白樺並木。これぞ「北国の春」、いや夏!





↑ 13:33 山形空港近くのさくらんぼ農園

東根市大字羽入673の「河原農園」さんです。
バスの運転手さんが名刺をたくさんもらってきました。
名刺のトップに「有機栽培で美味しい果実」とあります。
電話注文もできますが、山形弁できっと無理です。
「ご注文はFAXかお手紙がいいでしょう」とバスの運転手さん
 

↑ トモちゃんも満足です



↑今回の早池峰山、岩手山への山行。行きも帰りも山形空港からバスでアクセス。
この季節、山形といえば、高級さくらんぼ「佐藤錦」。これを食しない手はない。
帰りにさくらんぼ農園に。写真のおば(あ)さん(電卓を持っている)の山形弁がまったくわからない。

「200グラム600円」と言うので、その5倍1キログラムは「3千円」と思いきや「3500円」だと言う。
何人かやりとりを試みたが、誰一人通じない(笑)。「まあ、いいではないか」。

美味しい「佐藤錦」をいっぱい試食させてもらい(僕はまったく不満はない。30個以上!は食べた)、
農園の雰囲気も少しだけだけど分かり、なんといってもまったくわからない山形弁と出会うことができた。

阿南誠志さん(自然を愛する会 代表)が集金係を務めたほか、みなさん、農園の「佐藤錦」販売に協力した。
もちろん山が一番たのしかったのだが、人との出会いもまた楽しい。

リーダーのみっちゃんはじめ、ダテちゃん、ヨシコさん、セツコさん、鹿児島の方には今回も大変お世話になりました。
そして、初めてごいっしょさせていただいた熊本、沖縄のみなさんにも感謝します。

おかげさまで、とてもたのしい山行となりました。
また、ごいっしょさせてください。

2010/8/13




ご覧くださってありがとうございました。




前日の早池峰山はこちら→


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最終更新: 2012.4.24

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