お待たせしました。 前日(7/3)登った早池峰山のアップ(7/13)から、一月もたってしまいました。 「すぐにはできない。先になる」とは思っていましたが、こんなにも遅くなる!とは。 これは、「たっちゃんが決して遊んでばっかりではない。一生懸命働いている!」証拠かもしれません(笑)。 さて岩手山(7/4)は、とても大きなゆったりとしたイイ山でした。 僕は地図やガイドブックを見るのが大好きです。この日のコースを何回も見ているうちに、 「これは時計の文字盤や短針、長針。時刻は4時10分だ」と思うようになりました。 そのようにも言えるのではないかという、もちろんたとえです。 山頂を中心に考えて、東南東の馬返し(うまがえし)登山口が、時計の文字盤では4時あたりです。 そこから上りの柳沢コースが短針にあたり、山頂まで6.1kmです。 9合目から上は火口縁を回ったりして、時計の針のように直線がぶつかっていませんが、 下りは東北東の方向。焼走りコース6.7kmで上りより少し距離があります。 これが長針にあたり、時計の文字盤では「2」(10分)に伸びた感じです。 合わせて距離が12.7km、結構あります。でも、それはガイドブックの地図の(時計の文字盤のたとえでも) せいぜい4分の1くらいです。だから、岩手山はとても大きい山です。 標高差もかなりです。馬返し(うまがえし)登山口の標高は633m。 山頂(薬師岳)は2038mだから、1400mもある。下りは焼き走り国際交流村が569mだから、もう少しある。 一日で登って下る標高差は、僕のこれまでの最高だ。 とくに上りにゆっくり時間をかけて、11時間弱、10時間50分もの山行になりました。 「登った!」という実感がいっぱいの山行でした。 では、きれいな山の写真の数々をお楽しみください。 2010/8/13 |
↑ ウリハダカエデ |
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↑ 曇天のなか、馬返し駐車場を7:17出発 |
↑ ヤマグワの実 |
↑ 7:22 5分ほど歩いて登山口に |
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↑ 7:25 「クマに注意!」だって ダテちゃん、今日も快調!です |
↑ 7:58 写真は小さいけど、標識に「0.五号目」とある。 40分も歩いてまだ「0.5合目」だって! じゃー単純計算だと 山頂まではその20倍「800分」もかかることになる! 上りだけで10時間以上!? そんなことはないでしょうが、 岩手山はそれだけ大きい山だということか |
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↑ オニシモツケ |
↑ エンレイソウ |
↑ マイヅルソウの実 |
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↑ 8:11 沢沿いにガスも上がって(下りて)きた。かなりの望遠で撮影。 |
↑ 8:34 前がつかえています。 |
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↑ 8:46 小休憩 |
↑ 8:53 二.五合目。4分の1で「約1時間30分」経過。 だんだん話があってきたか。 |
↑ ヤマオダマキ |
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↑ タニウツギ |
↑ ダケカンバ |
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↑ 桜 |
↑ ハクサンシャクナゲ |
↑ ミネウスユキソウ (下の大きな写真も) |
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↑ ミズキ |
↑ ミヤマハンノキ |
↑ ニガナ |
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↑ 「花が多いと虫も多い」かと思った。前日もいっぱいいた。 早池峰山では1匹、この日岩手山では2匹、食べてしまった。 どなたかに「不足たんぱく質を補ったのね」と言われた(笑)。 とくに上りは呼吸が激しいとき、吸い込んでしまう。 「花が多いから」かと思ったが、7/26に登った尾瀬・至仏山は そんなに虫はいなかった。 |
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↑ サンカヨウ |
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↑ 隣の尾根(旧道)を登ってくる登山者 右の大岩は「大倉石」だと思う(ガイドブックより) |
↑ 11:54 7合目鉾立(ほこたて)。ここまでゆっくり3時間半弱。 標高1730m。1100m弱登ってきた。後ろは山頂につながる火口縁。 |
↑ オオバキスミレ |
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↑ 11:46 7合目。左上の写真と同じところ。こちらを先に撮る。 みなさん、とても元気! 天候は依然、曇り。 |
↑ ベニバナイチャクソウ |
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↑ コケモモ |
↑ 12:31 8合目、昼食後。7合目からもさらにゆっくり上り、ここに着いたのが12時。冷たい美味しい湧き水もあって昼食に。 みなさん、イイ笑顔。なんと青空が広がっているではありませんか。 僕の予想は当たった。曇天だったけど、「上に行ったら晴れる!」と勝手に期待を口にしていた。。スバラシイ眺望が期待できそう・・・ |
↑ ハクサンチドリ。色もひとつじゃなく、きれいじゃありませんか。 |
↑ コバイケイソウの向こうに残雪 |
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↑ ミヤマキンバイ |
↑ 12:53 9合目不動平(ふどうたい) あれ? また曇ってきた。 |
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↑ 火口縁を登っていく途中、コマクサとご対面です |
↑ 13:17 御鉢(おはち)と呼ばれる火口縁まで上がってきた。 岩手山・山頂(薬師岳)は中央やや右手、うすくガスがかかっている |
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↑ 右上と同じところ。山頂は写真のど真ん中。まったく見えていない。 青空は消えても山登りの嬉しさに変わりはない。 |
↑ 13:31 上に行ったら晴れる! いったんは期待にこたえてくれたけど、 天気は回復しないどころか、小雨まで降りだす。みんな雨具を着用。 眺望!なんてものはほとんどない。 |
↑ 13:32 ダテちゃんもガスのなか。 ぼんやり見えているのは山頂じゃない。手前です。 |
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↑ 13:36 火口内側斜面に群生するコマクサ 晴れていたらスゴイ!と思う |
↑ イワブクロ |
↑ 13:38 山頂まであと5分。 |
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↑ 11:43 山頂着 |
↑ 僕の腕時計の高度計は2120m。 気圧換算の誤差は約80m。 |
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↑ 13:47 眺望ゼロ。雷鳴も聞こえてきていたので、 山頂には3〜4分しかいなかった。下山開始。 |
↑ 13:53 平笠不動分岐でふりかえると 一瞬青空が顔を出し、山頂も見えた。 |
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↑ 13:55 やっぱりガスの中を下山 |
↑ タカネスミレ |
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↑ イワテハタザオ? |
↑ オオシラビソの芽 |
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↑ 雨に打たれるツマトリソウ |
↑ シラネアオイ |
↑ 下りもサンカヨウと出あえた |
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↑ シラネアオイの群生 |
↑ 雨のせいか、モミジカラマツの花が開いていない |
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↑ 15:15 |
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↑ 15:50 「ツルハシノ分レ」を過ぎるとまたまたコマクサの大群落 |
↑ ヤナギ |
↑ タニウツギ |
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↑ 最後は林の中の平坦な道を。雨はもう上がっています |
↑ 18:04 無事下山完了。感謝!! いつものトモちゃんの初めと終わりのポーズ (僕は無神論者ですので・・・) |
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↑ ダテちゃんといっしょ(トモちゃん撮影) 「僕らはまだまだ余力があるね〜」 な〜んちゃって |
↑ 4:14 八幡平ロイヤルホテル前の駐車場から見た岩手山 山頂は雲の中 |
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↑ 4:17 八幡平出発前にクワガタと遊ぶ |
↑ 5:10 4時半にホテルを出発して 5時過ぎにアスピーテライン頂上登山口着 小雨の中、傘をさして散策開始 |
↑ キヌガサソウ |
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↑ 5:33 雨は上がっている |
↑ ヤナギの花 |
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↑ 5:38 バックの白い花はヒナザクラ |
↑ ヒナザクラがほとんどしぼんでいる。 左端真ん中からやや下のほうに開いたのがある。 開くと真ん中が黄色できれい |
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↑ ミヤマキンポウゲ これも開いていない |
↑ イワイチョウ |
↑ イワカガミ |
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↑ 5:46 右手は八幡沼 |
↑ 5:58 朝が早いと花がまだだったりもするけど、こんな幻想的な眺めも楽しめる |
↑ 6:01 とうにお日様は上っている |
↑ 6:07 木道がずっと続く |
↑ 6:21 源太森にて |
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↑ 6:59 雲が切れてきた。快晴だ。 |
↑ ニッコウキスゲのご対面 |
↑ ミズバショウはもう終わってた |
←左の黒谷地湿原をへて ↑ 7:20 アスピーテライン 黒谷地に出てきた。早朝2時間20分の八幡平散策 デシタ! |
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↑ 7:31 八幡平アスピーテラインからの岩手山の眺め。なるほど「南部片富士」だ! |
↑ 9:42 8時前にホテルに戻り、入浴朝食後、10時の出発前 ホテル前の白樺並木。これぞ「北国の春」、いや夏! |
↑ 13:33 山形空港近くのさくらんぼ農園 東根市大字羽入673の「河原農園」さんです。 バスの運転手さんが名刺をたくさんもらってきました。 名刺のトップに「有機栽培で美味しい果実」とあります。 電話注文もできますが、山形弁できっと無理です。 「ご注文はFAXかお手紙がいいでしょう」とバスの運転手さん |
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↑ トモちゃんも満足です |
↑今回の早池峰山、岩手山への山行。行きも帰りも山形空港からバスでアクセス。 この季節、山形といえば、高級さくらんぼ「佐藤錦」。これを食しない手はない。 帰りにさくらんぼ農園に。写真のおば(あ)さん(電卓を持っている)の山形弁がまったくわからない。 「200グラム600円」と言うので、その5倍1キログラムは「3千円」と思いきや「3500円」だと言う。 何人かやりとりを試みたが、誰一人通じない(笑)。「まあ、いいではないか」。 美味しい「佐藤錦」をいっぱい試食させてもらい(僕はまったく不満はない。30個以上!は食べた)、 農園の雰囲気も少しだけだけど分かり、なんといってもまったくわからない山形弁と出会うことができた。 阿南誠志さん(自然を愛する会 代表)が集金係を務めたほか、みなさん、農園の「佐藤錦」販売に協力した。 もちろん山が一番たのしかったのだが、人との出会いもまた楽しい。 リーダーのみっちゃんはじめ、ダテちゃん、ヨシコさん、セツコさん、鹿児島の方には今回も大変お世話になりました。 そして、初めてごいっしょさせていただいた熊本、沖縄のみなさんにも感謝します。 おかげさまで、とてもたのしい山行となりました。 また、ごいっしょさせてください。 2010/8/13 |
最終更新: 2012.4.24
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