かつてなく暑い夏が今なお続いています。 「こんな暑いときに山なんか、どうして登るの!?」と言われるかもしれませんが、霧島山はじつは涼しいんです。 ひと月半前、7/17に「えびの岳」周回ルートを楽しみましたが、えびの高原駐車場の気温は朝なんと18〜19度でした。 気温は100メートル上がるごとにだいたい0.6度下がると言われています。 えびの高原は標高約1200m、12×0.6で、平地より7度くらい低いことになります。 韓国岳(1700m)はさらに500m上ですので、平地とはおよそ10度ちがうことになります。 だから夏「なのに」ではなく、夏「だから」こそ山を目指します。「夏山」という言葉もあります。 さて、この日の朝、えびの高原は22度で7/17に比べると高かったけど、 朝から暑い下界とはちがって十分に避暑地を実感できるさわやかさでした。 では、写真を順にご覧ください。 9/10 たっちゃん |
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8:47 足取り軽く出発 | 8:54 |
8:54 予報通りの好天に恵まれ、気持ちいい。目指すは右斜め上 |
9:07 林の中も陽が射し込んで明るい |
9:50 硫黄山展望所。青空が広がっていて、ここまで天気は言うことなし |
10:35 五合目手前。雲が少し出てきた(影が写っている) |
さてその後、五合目を過ぎるとほぼ全天曇り空になった。 注意してよく聴くとそれはジェット機の轟音なのだが、やや厚めの雲に阻まれて機体は見えない。 それは聴きようによっては遠くの雷鳴と勘違いしても仕方がない。 山の天気はすぐ変わる。しかも、季節は夏だ。やっぱり雷は怖い。 トモちゃんは「上まで登って大丈夫?」と言い出したりした。 青空がなくなり、蒸し暑く感じるようにもなってきた。風はほとんどない。 なんやかんやで二人にはだんだん登頂意欲がなくなってきていた。 |
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10:59 | 11:11 標高1600m |
これまで韓国岳には50回以上登っているが、途中で引き返したことは一度もない。 けど、今回は途中でやめることがなにかとても良さそうなことに思えた。 七合目は普通7割方登ってきた地点だが、韓国岳の場合、残りの標高差などから すでに8割方登っていると言っていい。山頂まではもう少しだ。 いつも通りに登り切ってもいいし、また途中で止めてもいい。 今回、初めて途中で止めたいと思った。 その理由の一つは六合目にイイ休憩場所があったことだ。 登山道からは少し離れていてゆっくりくつろげる。 それで七合目までは上って引き返してきた。 |
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12:11 昼食休憩中の六合目から |
12:53 四合目付近を下山中 |
以下、この日三〜六合目付近で出会った花をまとめて紹介します | ||||
ツクシコウモリの花のいろいろ |
このように終わりかけている花が一番多かった | 左の後、こうなるのかな? |
フクオウソウ |
一番鮮やかだったのはアザミ |
イタドリの花 | 葉っぱから、これもイタドリ |
そしてこれもイタドリ |
葉っぱの感じからこれはちがうのではと思ったけど… | やっぱりこの二つもイタドリなんだろうね |
コバノクロヅル | コガクウツギ |
さらに下山 | ||||
12:56 四合目付近から。向かいの白鳥山(右)やえびの岳(左)は 岩ゴロゴロの韓国岳登山道とちがって、なんと歩きやすいことか |
13:16 三合目付近 |
13:41 林の中のコースにもどってきて、 樹の幹の根元近くに紅葉を見つける |
見上げるとどの葉もみな、まだ青いハウチワカエデ |
14:01 口笛を吹くとこちらを向いてくれる | 14:19 白骨樹が目立った(これは松の木) |
14:25 駐車場に戻る |
初出:2024.9.10 最終更新: 2024.9.11
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