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韓国岳七合目まで

2024/9/3


かつてなく暑い夏が今なお続いています。
「こんな暑いときに山なんか、どうして登るの!?」と言われるかもしれませんが、霧島山はじつは涼しいんです。
ひと月半前、7/17に「えびの岳」周回ルートを楽しみましたが、えびの高原駐車場の気温は朝なんと18〜19度でした。
気温は100メートル上がるごとにだいたい0.6度下がると言われています。
えびの高原は標高約1200m、12×0.6で、平地より7度くらい低いことになります。
韓国岳(1700m)はさらに500m上ですので、平地とはおよそ10度ちがうことになります。
だから夏「なのに」ではなく、夏「だから」こそ山を目指します。「夏山」という言葉もあります。
さて、この日の朝、えびの高原は22度で7/17に比べると高かったけど、
朝から暑い下界とはちがって
十分に避暑地を実感できるさわやかさでした。
では、写真を順にご覧ください。
9/10 たっちゃん



8:47 足取り軽く出発 8:54



8:54 予報通りの好天に恵まれ、気持ちいい。目指すは右斜め上



9:07 林の中も陽が射し込んで明るい



9:50 硫黄山展望所。青空が広がっていて、ここまで天気は言うことなし



10:35 五合目手前。雲が少し出てきた(影が写っている)



さてその後、五合目を過ぎるとほぼ全天曇り空になった。
注意してよく聴くとそれはジェット機の轟音なのだが、やや厚めの雲に阻まれて機体は見えない。
それは聴きようによっては遠くの雷鳴と勘違いしても仕方がない。
山の天気はすぐ変わる。しかも、季節は夏だ。やっぱり雷は怖い。
トモちゃんは「上まで登って大丈夫?」と言い出したりした。
青空がなくなり、蒸し暑く感じるようにもなってきた。風はほとんどない。
なんやかんやで二人にはだんだん登頂意欲がなくなってきていた。


10:59 11:11 標高1600m



これまで韓国岳には50回以上登っているが、途中で引き返したことは一度もない。
けど、今回は途中でやめることがなにかとても良さそうなことに思えた。
七合目は普通7割方登ってきた地点だが、韓国岳の場合、残りの標高差などから
すでに8割方登っていると言っていい。山頂まではもう少しだ。
いつも通りに登り切ってもいいし、また途中で止めてもいい。
今回、初めて途中で止めたいと思った。
その理由の一つは六合目にイイ休憩場所があったことだ。
登山道からは少し離れていてゆっくりくつろげる。
それで七合目までは上って引き返してきた。


12:11 昼食休憩中の六合目から



12:53 四合目付近を下山中



以下、この日三〜六合目付近で出会った花をまとめて紹介します


ツクシコウモリの花のいろいろ



このように終わりかけている花が一番多かった 左の後、こうなるのかな?



フクオウソウ



一番鮮やかだったのはアザミ



イタドリの花 葉っぱから、これもイタドリ


そしてこれもイタドリ



葉っぱの感じからこれはちがうのではと思ったけど… やっぱりこの二つもイタドリなんだろうね




コバノクロヅル コガクウツギ



さらに下山


12:56 四合目付近から。向かいの白鳥山(右)やえびの岳(左)は
岩ゴロゴロの韓国岳登山道とちがって、なんと歩きやすいことか
13:16 三合目付近



13:41 林の中のコースにもどってきて、
樹の幹の根元近くに紅葉を見つける
見上げるとどの葉もみな、まだ青いハウチワカエデ



14:01 口笛を吹くとこちらを向いてくれる 14:19 白骨樹が目立った(これは松の木)



14:25 駐車場に戻る




ここまでご覧くださって、ありがとうございました。



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初出:2024.9.10   最終更新: 2024.9.11
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