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多摩丘陵を歩く


2023/10/27



この日、どこに行くか。
山歩きとしては、奥多摩の御岳山から日の出山(902m)に上って、つるつる温泉に下りて来るのも考えていた。
楽なハイキングコースのようだが、歩く人が多くはなく、このところよくニュースになる熊の出没も気になって今回は見送った。
(今夏、北海道・大雪山のために買った「熊よけ鈴」を鹿児島に忘れてきたこともある)

そこでこれも検討していた「多摩丘陵」を歩くことになったのだが、問い合わせた先がどうも要領を得ない。
東京都公園協会のHPに「多摩丘陵へ行こう!」というページがあって、4つのハイキングコースが紹介されていた。
それを見て、これはいい、「里地・里山を歩こう!」なんてとても素敵だと思って、行くことにしたのだ。
僕は、4つのうち「A2 多摩境駅〜京王堀之内駅コース」を選んで、トモちゃんや娘の了解も得た。

そこで、ネットでわかるとはいうものの、現地を歩くとき、いちいちタブレットを開くのは面倒なので、
パンフレットがほしいと思って協会に電話をした。

ところが、説明が要領を得ない。入手できるかどうかはっきりしなかったのだ。

僕は公園協会のほうはあきらめた。が、京王沿線のハイキングであり、京王電鉄の駅がコースの発着地になっているので、
きっと駅にはパンフレットが置いてあるにちがいないと当日を期待した。

ずっと好天続きだった。この日も青空が広がっていて朝から気持ちよかった。
スタート地点の京王相模原線・多摩境駅の改札を出て、駅員さんに尋ねた。
残念! パンフレットはなかった。僕の勝手な期待だったか。「仕方ない。タブレットを見ながら歩こう」と思っていたら…

親切な駅員さんが「こんなのはあるよ」と言って、別のパンフレットをプレゼントしてくれた。
一部だけ手元にあったという、町田市観光コンベンション協会発行の『尾根緑道を歩こう!!』である。

このパンフレットのおかげで、僕たちは予定外のちょっとしたアドベンチャーも楽しむことになる。
多摩丘陵といってもとても広い。この日歩いたのは、その南端のほうだが、
東京は想像以上に、じつは緑や自然がいっぱいだった。

では、写真をご覧ください。

11/10 たっちゃん



 
YAMAPの軌跡(その1) ご覧の通り住宅地や学校・大学などがある市街地に囲まれたところなのだが、そこは自然がいっぱいの緑道だった
 



 
10:53 多摩境駅近くの街路樹・ハナミズキの紅葉  



10:56 小山内裏(おやまだいり)公園の案内図



10:57 標高差約30mを登る 11:11 尾根道を歩く



 
11:24 南西方向、神奈川県相模原市の展望 ぼんやりと中央の山は丹沢山系の東端・大山  



 
コムラサキ  



 
ツバキ  



 
シャクチリソバ  



キクイモ 11:41「鮎の道」。江戸に文字通り鮎を運んだことから名が付いた。
11月中旬紅葉に染まるという



 
11:45 シロヨメナ 11:55 いったん下る  



 
12:05 大田切池  



12:08 サトイモ畑の横を通る。左手の建物はパークセンター(管理事務所)



ヤブミョウガ ツリフネソウ 草むらに野鳥?



 
12:13 ここを上って… 12:20 また尾根緑道にもどってきた  



 
12:36 春は桜並木がスバラシイという  



 
13:22 左手の台で40分強、昼食休憩  



 
ハナミズキの実 13:36 この尾根緑道は全長約9qもあるそうだが、太平洋戦争の頃、
相模陸軍造兵廠で修理した戦車を試験走行させた道であることから、
今も「戦車道路」と呼ぶ人もいるという
 



 
13:41 この大木はケヤキだと思う  



 
YAMAP軌跡(その2) 左側3分の1は(その1)と重複している。昼食休憩後、小山ヶ丘(二)あたりから、
北に下ると市街地横の「長池公園」にもつながり、都公園協会おすすめの「A2コース」になるところだったが、
町田市観光協会のパンフレットを見てからはコースからはずれて、もっと東に冒険してみたくなった。
実際に歩いた近くの地図記号を見ても、ほとんどが広葉樹林、荒地、田、畑で、住宅地は一部を除いてない。
またしても娘が「そうしよう」と言ったのがきっかけだったが、変更してよかったと思う。
都公園協会のパンフレットを入手できなかったことが、幸いしたのだ。
 



 
13:52 歩行者はいいそうです  



 
14:05 それらしき道に入っていく ドングリがいっぱい  



 
14:12 小さな畑もある、えらく開放的なところに出てきた。「この道を選んでよかった」と思ったが、
じつは右の道に行くべきところ、左の道に入ってしまった結果だ。それで、この先少し苦労もすることになるが、それがまた楽しかった。
 



 
イヌホオズキ  



 
どこまでも緑が続くよう 14:16 竹林の道。この辺まではよかった  



14:19 あやしくなってきた でも、大丈夫そうと思ったものの…



やっぱり、この道でいいの? 14:23 こんなところに出てきた。
東に行くつもりだったのに、北に来ている。
手前に右手(東)に行く道があったので、そこまでもどろう。



 
14:31 そして東に向かったところ、途中から…
こんな状態! しばらく誰も通ってなかった道だ
 



 
14:36 ようやく脱出! ほっとして、里山から里地に下りていく  



 
ヒメジョオン 14:46 小山田バス停近く。ここからさらに東に行き、
「奥州古道」というところを通って北に行こうと昼食時には相談していたが、
直前の苦労も考え、初めてのところだし、そのまま北に進むことにした
 



イポモエア・ルブリフロラ 15:00



15:09 ここからまた山に入って行く



 
15:22 15:26  



 
15:33 南東方向 左の写真の鉄塔付近をズーム。白い2本は
鶴見川河口・横浜火力発電所のツインタワーだそうです
 



 
15:40 市街地に下りてきた ヤマハギ  



ここから2.2q、京王堀之内駅(16:19着)までは全くの市街地歩きのため、写真も、YAMAPの軌跡図も省略します。
この日の、多摩境駅〜京王堀之内駅の距離は計10.8q、累積標高は上り234m、下り280mでした。



16:48 乗り換え駅・多摩センター駅近くのイルミネーション


 
 


ここまでご覧くださってありがとうございました。




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初出:2023.11.10     最終更新: 2023.11.13
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