初めてのタイ旅行は17年前の2001年11月だった。ワット・プラケオなどバンコク市内を観光し、プーケットでいっぱい遊んだ。 タイ大好きの娘が当時バンコクにいて、僕ら夫婦を案内してくれた。 プーケットでは軽ジープを借りたり、小さな船をチャーターして島に渡ったりもした。 とても楽しかった。でも、「またタイに行きたいか?」聞かれると僕の場合はノーだった。 今回の2度目の旅行も娘が現地にいたからである(娘は19年前から何度もタイを行き来している)。 ただし初めの時とちがって、すすんでではなかった。僕の場合は、娘や妻に促されて「シブシブ」だった。 別件だが、我々親子には今回と似たような体験がある。 僕が娘や妻から東京ディズニーランド(TDL)に誘われた時のことだ。 「あんなところに、わざわざ時間やお金をかけて行きたくない」が僕の気持ちだった。 でも何度も促されて、やはり「シブシブ」足を運ぶことに。 そのときの結果に注目して欲しい。 TDLについて「あんなところ」なの、いろいろ言ってたくせに、実際を体験すると僕の評価はコロっと変わった。 いろんなアトラクションを「これは面白い!」と駆けまわり、閉園時間ギリギリまで一番楽しんでいたのは僕だった。 「あんなところ」ではなく、じつに面白く「スバラシイ」ところだった。 TDLは1回の実体験で変わったが、タイは2回必要だった。今回の旅行で僕はタイが好きになった。 タイの気候や自然、歴史や文化、経済、人々の暮らしといったことに興味・関心がいっぱい出てきた。 旅行費用もあまりかからない。航空券代は今回一人往復5万3千円だった(香港航空)。 国内でも北海道往復のほうが格安でなければはるかに高い。 ホテル代や食事代など物価も超安く、お金があまりかからない海外での休暇の過ごし方として、とても魅力的だ。 今回も娘の玲子には本当に世話になった。娘のおかげで存分に楽しむことができた。ありがとう! 感謝します! 来年も娘がタイで働き続けていたら(これがじつは確かでない !?)、同じこの時期に「3度目のタイ旅行」をしてみたい、 と思っている。 では、写真のほうをご覧ください。 5/7 たっちゃん |
||||
4/12 18:35(日本時間19:35) 香港空港到着前 |
4/13 未明にバンコク・スワンナプーム空港着 空港から南東に車で1時間余り、シーラチャーの 娘の住まいで数時間眠った後。写真は朝食デザート用。 マンゴーがとても安い! 右手の表示で言うと2個で53バーツ。 熟れ過ぎなのか、「50%OFF」とも表示され、半分の27バーツに。 1バーツは、今3.44円なので、2個でたったの93円だ。 |
僕は生まれて初めて美容室でシャンプーしてもらった。 ショッピングセンターのなかを探索したり、楽しみにしていた「タイ式マッサージ」 (1時間半でわずか600円だった)を受けても、夕食まで時間があった。 そこで僕は近くの公園で写真を撮ったりしていたが、美容室に入った二人から 「たっちゃんもしてもらったら」とすすめられた(一人約300円) |
4/14 ソンクラーン(水かけ祭り)の一コマ | 4/15 世界遺産のアユタヤーの寺院跡 |
お世話になっているご家族のみなさんと チャオプラヤー川に面したホテルで夕食 手前の二人は、娘の玲子が長いこと大変お世話になっているラヨーンのオーさん夫妻。 夫妻は保険の仕事をしていて、お金持ちだ。ベンツなど高級車を複数台乗り回している。 お家も広く立派だ。娘には小回りのきくホンダフィット・ハイブリッドを貸してくれている。 おかげで今回の旅はスピーディーで移動が楽だった。計1000km以上走った。 |
ラヨーンのオーさんのスマホで撮った写真。 そのオーさん(右手)の後ろもオーさん。住んでいるところから、 「アムパワーのオーさん」と呼んでいる。会社経営をしている。 やっぱり娘の玲子がとてもお世話になっている。 真後ろはホテル「ミレニアム・ヒルトン」(奥行がある)。その左は 建設中の地上80階建ての超豪華レジデンスとのこと。 |
行き交うクルーズ船 | 左手は今秋オープン予定の巨大なショッピングモール 「アイコンサヤーム」。キーテナントとして高島屋が入るとのこと |
向かいのヒルトンだけでなく、オーさんたちにご馳走してもらった このホテルも一流だ。「ローヤル・オーキッド・シェラトン」 |
ロビーもこのように気品がある |
トモちゃん左のラヨーンのオーさんには、娘がなんと19年も前からお世話になっている。 僕の右がアムパワーのオーさんだ。二人のオーさんは、同級生でとても仲良し。 |
4/16 朝食のデザートに完熟マンゴーをいただく 前夜夕食後にアムパワーのオーさんが持たせてくれた 我々が泊まったホテルはバンコク郊外で一流じゃないけど、十分によかったよ |
同じくアムパワーのオーさんからいただいた完熟ライチ |
4/16 バンコクから南西に200km、王室の別荘もある避暑地として有名なフア・ヒン(ホア・ヒン)に移動 バンコクとちがって湿度が低くからっとしている。そんなガイドブックの説明がそうかもと思った。 写真はプール付きのヴィラ「バンヤン ザ リゾート フア・ヒン」の一角 |
真ん中のリビングはもちろん、両サイドの二つのベッドルームも広い ここに2泊した |
このヴィラがなんと一人一泊6千円という安さ アムパワーのオーさんのクーポン券のおかげもある |
プールはもちろん、とても気持ちいい | 71歳がこんなことをしていいか |
見たこともない鳥が近くをチョコチョコ | プールから見上げるとココナツヤシ | こんな鳥も |
4/17 朝食。やっぱり手前にマンゴー(持っていったのをお願いするとカットしてくれる)。 じつは僕は前夜から鼻風邪だ(フア・ヒンでもタイ式マッサージをしてもらった。 それはよかったのだが、受けながら気持ちよく眠ってしまったのがいけなかった)。 今回、タイでは暑さ以上に寒さ対策が大事だと思った。建物の中が冷房の効きすぎだ。 そこで朝食も暖かい(30度を超えていても、暑くはなかった)外のテラスでいただいた。 |
午前中、象の保護施設で遊ぶ | 20分ほどの散歩を終えて… |
水をかけたり、飲ませたりしていると、象は自分でホースを口にもっていった |
散歩の時もそうだったけどパイナップルが大好き |
最後はこんなサービスもしてくれる |
この象はメス10歳… | 名前はソンクラーンちゃん |
フア・ヒンのビーチ |
ひとつ上の写真はこの写真の岩山の向こう側中腹から撮ったもの タイ語で「フア」は「頭」、「ヒン」は「石」という意味。「フア・ヒン」の地名はこの岩山が由来か ここはスワンソン・ビーチ。砂がとてもきめ細かいと思ったが、「歩くとキュッキュッと音がする “鳴き砂の浜”」(『地球の歩き方 タイ』)であることまでは確認しなかった。 |
卓上の黄色はマンゴー、赤はスイカの生ジュース | このエビは最高に美味かった |
4/18 フア・ヒンから40分位のところ | 娘が鍾乳洞に連れて行ってくれるというから、ガイドブックにあるカオ・ヨイ洞窟とか、 プラヤー・ナコーン洞窟かと思ったけどちがった。でも、鍾乳洞がそれだけたくさんあるということか |
一面パイナップル畑 |
少し内陸よりの道のドライブインのようなところで昼食 |
午後3時半すぎ、バンコクにもどってくる 今回の移動手段のほとんどが車だったことも大きいが、タイはたいへんな「車社会」に変貌していると思った。 17年前は未整備の車が多かったせいか、バンコク市内は排ガスがひどく頭が痛くなるほどだった。いまはきれいな日本車が圧倒的だ。 それは結構なのだが、自動車道の整備ばかり急いできたようで、人々の暮らしにとってはどうなのか疑わしくも思った。 例として娘の住居の近隣をあげたい。住まいはシーラチャーの内陸方向(東)にある。 そこから西(海側)に1kmもあるかないかのところにJパーク日本村やマックスバリュの店がある。 すごく便利だ。ただし、それは車があっての話である。1kmもあるかないかであれば歩いてもいけそうだが、そうはいかない。 二つの間に、南北に高速7号線が走っていて、その上の陸橋を通らなくてはいけない。その陸橋には歩道部分がなく、歩行者も通ることを想定して作られていない。 車が通るのだから人間もまったく歩けないわけではないだろうが、きわめて危険だ。 |
4/19 この日午前は娘が勤めだったので、二人でプールなどでくつろいだ。 娘の住まいは写真左上の洗濯物が干してあるところ(両サイドの部屋も広い)。 どうしてわが娘がこんないいところに住めるのか。じつはここは、 昨夏娘を仮採用してくれた日本企業の女性副社長さんがお持ちの不動産のひとつ。 そこで我々がまた来られるように、娘には働き続けて欲しい! なーんて、勝手な親だ。 |
娘が午後早めに帰ってきて、3人でマックスバリュの 店などにお土産を買いに出かける。 この地域、日本企業の出向社員が多いのか、 「白波」など焼酎も並んでいた。でも、今回の旅、日本人とは まったくと言ってもいいほどに出会わなかった。 |
夕方、地元の市場に。見たこともない野菜がたくさん並んでいた | スイカが1個50バーツ。3.44倍、約170円で安いね |
4/20 未明 4:52 スワンナプーム空港 |
タイでほぼ実質7日間、よく遊びました。 初めに書いたように、また行ってみたいと思いました。 |
||||
12:16(日本時間13:16) 香港空港 |
15:37 薩摩半島の野間池、野間岳(591m、写真手前中央)上空 間もなく鹿児島空港です |
初出:2018.5.7 最終更新: 2018.5.18
「たの研」内沢達のホームページ