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樹氷の中岳・天狗ヶ城・御池

2016/1/31


昨年10月25日の「くじゅう黒岳縦走」以来の自然を愛する会の山行だ。
やはり「くじゅう」だ。今回は、牧ノ戸峠をスタートして、氷結した御池(みいけ)をめざす。
その後、中岳、天狗ヶ城に登ってもどって来る。

行きのバスの中で、ハマちゃんが「牧ノ戸峠は雪がないよ」と教えてくれた。
スマホでライブカメラを見せてくれた。確かに・・・
でも僕は、もっと上の方は「そんなことはない。ある程度はあるだろう」と思ったものだ。

ところが実際、行けども行けども、登れども登れども、雪はなかった。ほとんどなかった。

やっぱり今冬は暖冬なんだろう。
一週間前に大寒波がきて、長崎では大雪になり鹿児島でも5年ぶりの積雪があった。
その後暖かくなっても、くじゅうはずっと北だし、標高も高い。
雪はあるだろうし、氷結した御池の上を歩けるはず、と思っていた。
が、そうはならなかった。

どうしてか。
気象庁のホームページでデータを確かめ、きっとこうではないかと思った。
先日の大寒波は西日本や九州一帯を一様に襲ったわけではなかった。
鹿児島市は積雪14cm、最低気温マイナス5.3度(マイナス5度を下回るのは39年ぶり)だったが、
大分市はわずか2cm、マイナス3.6度だった。
そこから察するに、くじゅうもそのときの降雪がそもそもたいしたものではなかったのではないか。

それがその後の暖かさでほとんど溶け、御池の氷結もあやしくなったんだと思う。

でも、白銀の世界とはいかなかったものの、零下の世界を体験し、
樹氷がとてもきれいで満足できる山行だった。

では、写真をご覧下さい。


2/4 たっちゃん




9:03 牧ノ戸峠(1330m)出発 9:37 沓掛山(1503m)の下り


9:43 10:09 扇ヶ鼻方面


10:26 扇ヶ鼻分岐手前。樹氷の中を上っていく


10:26 星生山は中腹までしか見えない 10:43 西千里浜。久住山はガスの中


10:55 まもなく久住分れ(避難小屋、写真中央) 昼食後 11:24 天気が良くなってきた。トモちゃんと久住山(1787m)


11:28 森迫さん、お久しぶり! 11:31 向こうは天狗ヶ城(1780m)



森迫さんも一緒だった2年前のくじゅう「好天の雪山・星生山」(2014/2/20)はこちら →


11:34 まもなく空池(からいけ)の縁に出る


11:41 空池(1652m)の向こうに久住山 11:42 氷の上を歩いている!


11:43 御池全貌。一応氷結はしているものの、左岸と右岸は危ない!


11:46 手前は薄氷(右岸) 11:49 上の写真の右上あたり。この辺だといいかも・・・


11:50 石畑さんが氷上に。しかも片足立ち 石畑さんに拍手!(氷上のバレリーナのよう) 後ろは天狗ヶ城


11:52 トモちゃんは岸辺に立つ


12:00 中岳(1791m)に向かう


12:05 中腹から樹氷の向こうに望む稲星山(1774m)


12:12 中岳山頂着。後ろは三俣山(1745m)


12:14 中岳山頂(1791m、九州本土最高峰)からの眺め。久住山、御池、天狗ヶ城


12:16 すぐにガスがかかってくる


12:23 天狗ヶ城に向かう


12:29 中岳をふりかえる


12:32 ガスが濃くなる


12:34 天狗ヶ城(1780m)山頂にて。撮影:ハマちゃん


12:35 眼下の御池 13:17 星生崎直下の岩場


13:31 西千里浜と星生山の間 13:39 扇ヶ鼻分岐


13:42 依然、星生山が見えない 14:00 朝は凍ってツルツル、帰りはグチャグチャ


14:33 沓掛山より
 ずっと見えなかった星生山(左)が見えた。右は扇ヶ鼻




14:36 沓掛山から下りてくるところにある温度計
ただいまマイナス4度
14:50 登山口にもどる






ここまでご覧くださって、ありがとうございました。

初出: 2016.2.4  最終更新:2016.2.4
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