TOPページ → 山(花)・旅 目次 → 富士山がきれい大菩薩嶺
山登りをよくするようになってから、日本百名山のひとつ・大菩薩嶺は是非とも登ってみたいと思ってきた。 それは、僕の小さかった時の記憶と関係がある。 僕の小学校時代はチャンバラ映画(時代劇)の全盛期で、中里介山原作『大菩薩峠』もヒット作だった。 今、ネットで調べてみると1957年を1本目として、東映と大映がそれぞれ計3本撮っている。 東映は片岡千恵蔵、大映は市川雷蔵が主演だった。 片岡千恵蔵の時代劇はいくつも見た覚えがあるが、『大菩薩峠』とはつながらない。 僕が見たのは市川雷蔵のほうだったかもしれない。 (1966年に東宝が仲代達矢主演で撮っている。僕はすでに学生でこれは見ていないのは間違いない) 小さかった時の記憶は不確かで、はっきりこうだとは言い切れないかもしれない。 本編ではなく、予告編だったかもしれない。が、音響効果もよろしく、 銀幕には富士山を望む大菩薩峠がタイトルともに大写しになったのは確かだったと思う。 その大菩薩峠を少し上ったところが大菩薩嶺だ。 子ども時代への懐かしさからも、登頂意欲が高まる。 登山口・上日川峠との単純標高差は500m足らずで、コース上危険な個所もない。 富士山が裾野まできれいに見える「百名山」! アクセスも容易だ。 これは登らない手はない。 あるいは来年あたりか、とも思っていたが、今年2023年にかなえられた。 ありがたい。幸運に感謝します。 11/10 たっちゃん |
7:46 JR中央線・甲斐大和駅のバス停。時刻表は日祭日用。 平日(反対面)は8:10の後、9:50までない。この日は月曜 |
7:47 僕らの脚力では8:10に乗らないと、帰りの最終バスに間に合わない。 すでにこんなに並んでいる。東京方面から甲斐大和7:38着で来た。 |
8:11 8:02着でも間に合うが、ご覧のように後から来た人たちは 登山口まで約45分間立ちんぼだ |
8:26 車窓。富士山が顔を出している。期待がふくらむ! |
9:24 登山口・上日川峠の案内図 福ちゃん荘から唐松尾根を上り、下りで大菩薩峠を周回してくる |
9:27 出発。福ちゃん荘まで、このまままっすぐ舗装された道も行けるが、 だいたいみなさん、左手の登山道に入っていく |
9:28 僕らも同じ | 9:34 黄色はシナノキか |
9:44 紅葉がところどころに | 9:56 福ちゃん荘 |
10:15 福ちゃん荘横の案内板。ここでトイレ他、20分休憩 |
10:59 |
11:03 唐松尾根のカラマツ林 | 11:12 富士山が全容を見せ始める |
11:20 1時間近く登ってきた。スバラシイ眺めだ! |
11:24 |
11:25 唐松尾根ルートはご覧の通り、かなりの急登 | 11:44 雷岩着。福ちゃん荘からコースタイム1時間のところ、 5割増しの1時間半かかった。年齢も相当だし、僕らは超ゆっくり! 登る。 |
11:44 富士山の手前は上日川ダム湖(大菩薩湖)。街並みは手前が甲州市、奥が甲府市 |
12:15 このシルエットがいいと思って、娘に撮影を頼んだ… |
スマホのためかシルエットにはならなかった。が、広角のこの写真もなかなかいい 雷岩で50分も昼食休憩 |
12:47 雷岩から10分弱で大菩薩嶺山頂。眺望はない | 12:49 山頂からの下り |
13:02 雷岩にもどってきた。これから大菩薩峠のほうに下って行く |
13:19 山腹の紅葉 | 13:30 北西に八ヶ岳 |
13:31 西に南アルプスの山々。右手の三角形が甲斐駒ヶ岳。中ほど、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳など |
13:34 富士山手前の小高いところは「親不知ノ頭」。左手は賽の河原 |
13:41 賽の河原をふり返る。案内に「賽の河原(旧峠)」とあるから、ここが元々の大菩薩峠だ。武蔵と甲斐の国境 小説では冒頭、ここで切り殺された老巡礼の亡骸が「妙見ノ頭」(写真右上)に葬られたとある。 |
13:44 大菩薩嶺からのゆるやかな下り稜線をふり返る(「親不知ノ頭でのんびり15分ほど景色をたのしむ) |
14:01 現・大菩薩峠への下り。小さく見える建物は介山荘 | 14:05 現・大菩薩峠からは見えないので、ここで写真に納めておく |
14:08 南アルプスの山々はここからも見える | 14:09 |
14:18 上日川峠に向けて下る |
14:37 | 14:39 |
14:53 ハウチワカエデ | 15:06 福ちゃん荘から上りと同じく登山道を今度は下る人たち(娘もそうした) |
15:12 僕らはこちら。舗装された道もイイ感じだったよ | 15:17 上日川峠着「あっ、バスがもう来てる!」と思ったら、団体さんのだった |
15:37 路線バスはこちら(15:45発が最終) | 車体のペインティングも登山向き |
15:47 車窓。富士山が一日中顔を見せてくれた。好天で本当によかった | 15:50 カラマツは秋に似合う |
17:07 JR大月駅前からの富士山 せっかく山梨に来たので「ホウトウを食べよう」と中央線を途中下車した |
17:09 吉田類「NHK百低山」でも紹介された大月駅すぐ近くの 岩殿山(634m)。次の登山候補の一つ |
初出:2023.11.10 最終更新: 2023.11.11
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