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スバラシイ授業感想文と「たの授」の評価


2004年7月29日 内沢 達

 7月14日、予定していた計13回の講義を終えたところで、今期も「たのしい授業と教育の諸問題」全体を通しての授業評価をしてもらい、感想文を書いてもらいました(計266人)。
 結果は、これまでにも増してスバラシイものでした(評価・感想文用紙は基本的に無記名です。書きたい人には学部名と名前を書いてもらう)。



 一週間後の期末試験のときに、感想文については縮小コピーしたものを貼り付け、全体評価の数値もあわせてプリントして、受講生に配布しました。



 スバラシイ評価結果と感想文の数々でしたので、このHPにもワードで打ち直したものをUPします。
 プリント現物を見てみたい方は、内沢までメールをお願いします。



 受講生のみなさん、授業評価などのアンケートへのご協力、ありがとうございました。
みなさんが、「たの授」を「とても楽しかった」と、また「ことわざ・格言」の授業などを「とてもためになった」と評価してくれて、僕はとてもウレシイです。



 また、今期は授業進行中に10人近くの方がこのHP掲示板の感想を寄せてくれたこともウレシイことでした。ありがとうございました。



「たのしい授業と教育の諸問題」全体を通しての評価と感想

(1) この授業は、楽しいものでしたか?

5 とてもたのしかった    ・・・・ 131人
4 たのしかった       ・・・・ 119人
3 どちらでもない      ・・・・  14人
2 つまらなかった      ・・・・   2人
1 まったくつまらなかった  ・・・・   0人



(2) 〈発想を豊かにすることわざ・格言〉や〈ものの見方・考え方〉についての講義にも力を入れてきましたが、受講してみて「ためになった」と思える授業でしたか?

5 とてもためになった    ・・・・ 140人
4 ためになった       ・・・・ 117人
3 どちらでもない      ・・・・   7人
2 ためにならなかった    ・・・・   0人
1 まったくためにならなかった・・・・   0人
                  (その他記入忘れ2人)



感想文より


☆ほんとうに楽しかった

「たの授」は、その名の通り、ほんとうに楽しかったと思います。
知らなかったことを知ることができたのはもちろん、自分の考えが単なる思い込みに過ぎなかったことなど、驚かされることが多かったです。



 また最初の頃は、先生の考え方はとても独創的なもののように感じていましたが、今では共感することが多くなりました。
 高校までは考えもしなかった、自由に考えること、発言することを教えてくれたのが「たの授」だったように思います。「たの授」で学んだことをこれからも生かしながら楽しく学んでいけたら良いと思います。



★視野が広がった

 「たの授」を受講して自分の視野が広がりました!!
高校時代にはこんなに楽しい授業がなかったので、とても新鮮でした。
自分は「ことわざ・格言」が一番印象に残っています!
「たの授」で出会った多くの言葉は忘れることができません。



☆私も明るくなった、前向きがいい

 大学って一体どういう授業をするのだろう?と思っていましたが、こういう授業でとても楽しかったです。
 一番最初に見た「東中学3年5組」でしたっけ? あれはとてもおもしろくって福岡に行った友達にもメールで教えてしまいました(笑)。
私は地理が好きなので、国旗の授業のときはとてもワクワクしました。



 あと、この授業では前向きなことわざや格言がたくさん出てきて、高校3年間ですっかり暗くなってしまった私の性格も「たの授」のおかげで、またちょっとずつ明るくなってきました。
 どういう生き方でもいいんだけど、やっぱり前向きなほうがいいよなぁと思います。
たのしい授業をありがとうございました。



★視野が広くなった

 すべての授業において自分の視野の狭さを感じました。
そしてこの授業で自分の見方は大きく変わったように思います。
見方が変わったというか視野が広くなったように思います。



 特に登校拒否の問題では自分の考えが小さい!!と思いました。
登校拒否が明るいなんて考えてもなかったので、たっちゃんの文章や実際登校拒否でも明るく元気に生きている人々を見て、こういう考えがあるんだなあと感心しました。



 やっぱ登校拒否であっても、元気であれば、生きていればそれでいいですよね!!
 いじめを苦に自殺とか絶対反対!! 「そのままの君で!今の自分を大切に!」という言葉が心に響きました。
たっちゃん、たのしい授業をありがとう。



☆赤十字社と赤新月社

 不登校のことについて、今まで否定的な考えしかもってなかったけど、たっちゃんのおかげで見方が変わりました。
 今ではたっちゃんに大賛成です。
 大人になったら、もし子供が不登校になったら、行かなくてもいいんだよ、と言ってあげられるような親になりたいと思います。



 最初のほうの「たの授」はとても興味が持てました。
牛乳を飲む実験は、やっている人がつらそうで、私は牛乳が嫌いだからできないなあ、と思いました。
 あ!!! 赤十字社と赤新月社は、初めて知ったんですけど、その後新聞に赤新月社と書いてあるのを見かけて、ほんとだ。すご→い!!と感動しました。
今までありがとうございました。この授業は大学の中で一番楽しい授業だと思います。



★水曜2限がとても楽しみだった

 今までに受けたこともない形式の授業にビックリしたけど、毎回水曜の2限に受けるのがとても楽しみでした。
 前半のたのしい授業はなんか小学校の理科みたいで、実際にやって見せてくれたりビデオを見たり、とても楽しくて、教科書の内容を覚えるよりも覚えやすく、とても印象に残りました。



 皆でいろいろと「こうじゃないか、ああではないか」と意見、考えを出しあったりして、他の人の考えとかも分かることができてよかったと思います。
 また、後半の登校拒否のところでは、今まで自分が思っていたイメージとはだいぶ違っていて、いろいろと考えさせられることが多い講義でした。



 その中で出てきた「なのに」と言ったら「だから」とか「最後にだますのは自分」とか、とてもおもしろい考えだと思いました。
今日で最後なのはなんかさびしい気もするけれど、とても楽しかったです。



☆「〜する権利」「〜しない権利」は奥が深い

 小・中・高校を通して今まで勉強してきたのに、身近なことを知らなかったんだなあと毎回思わされました。
 勉強は勉強でもとても楽しい勉強でした。
まさに「勉強なのに楽しい」→「勉強(たの授)だから楽しい」ですね。



 不登校についても、今まで考えついたこともないような発想に驚かされました。
「〜する権利」の裏には「〜しない権利」があるという考えはすごく奥深いと思いました。
もっとたくさん授業を受けたいと思いました。後期も素敵な授業をお願いします。



★頑固者の私も素直に、新しい自分を発見

 毎回新しい、楽しいと思える授業でした。全然あきることがなかったです。
私って頑固者だし、いつも屁理屈ばっかり言っているんです。
そんな私でも、素直に「なるほどね!」って思えることがたくさんありました。
新しい自分を発見できた気がしました。たの授をとってよかったです。



☆「発想力」がキタエられた

 「たの授」を受けて、自分の今までの授業に対するイメージが変わりました。
教育の諸問題ということで登校拒否とか、いじめの問題についても取り組んでみて、とても勉強になりました。



 この授業で、自分の「発想力」がちょっとはキタエられたのか?!という感じでした。
みんな豊かすぎる発想力を持っていて、人間は多様だからこそいいもんだ!!と実感しています。



 「そのままの君で! 人間はその存在自体に一番の価値がある」というたっちゃんの考えにも納得しています。
 これから、自分の周りの人々の「そのまま」の姿を尊重できるような視野を持ちたいと思います。そして自分のことを自分自身でとても愛してあげたいです。
スバラシイ授業でした。ありがとうございました。



★私を遠慮なく爆破してくれた

 「たの授」すなわち「たのしい授業と教育の諸問題」ということで、「たのしい授業」が「教育の諸問題」とどう絡んでいるのかが知りたくて、4月半ばにこの講義を受講した。
 私の内部を遠慮なく爆破してくれた講義であったが、物事には様々な見方、考え方があることも理解できたのも、この講義によってである。



 これ以上の難敵はいないであろうが、大いに悩み、大いに考えて、教育というものに取り組めるよう、これからも頑張りたい。
最後に、内沢さん、いろいろと良い話、ためになる話、ありがとうございました。



☆ものごとを別の角度から見ようとする

 これだけの多人数でありながら、「一方通行だな」という印象はまったく受けませんでした。
「私も授業に参加しているんだ!!」という気持で、毎回の授業に参加することができました。



 私が「たの授」で学んだことは、“物事を別の角度で見ようとする勇気、そして、その大切さ”です。
 今までの経験の中で得た自分なりの考え(固定観念のようなもの)を取り払い、別の見方をすることは難しい、とても勇気のいることだと思います。
でも、少しの勇気をもつことで、得られるものが多くあると思います。
その勇気をいつまでも持ち続けられる人でありたいです。



★子どもは親のアクセサリーじゃない

 何故先生たちは、私が小学生のとき、こういう楽しい授業をしてくれなかったんだ、と「たの授」を受けて思いました。
 授業で、新しい考え方を知るのがとても楽しくて、特に不登校は悪くないと知ったときは、すごい衝撃でした。
 世間という重圧で苦しんでいる不登校の人たちに、このことを今すぐ知ってほしいと思いました。



 子どもは親のアクセサリーじゃない。
色々な考え方を教えてくださって、ありがとうございました。
また、内沢さんの授業を受けたいです!



☆イメージをこっぱみじんに

 12年間、小、中、高校に通って築かれたイメージ、「勉強は楽しくなくても、やらなきゃいけない」「学校は行かなければいけないもの」「不登校は学校から逃げている」等々のイメージをこっぱみじんにしてくれた、すばらしい授業でした。



 内沢さんの授業には、柔軟な発想と子どもへの信頼が強く感じられて、教職にはさほど興味のなかった自分ですが、「教職って、いいかも」と思える授業でした。



★ビートたけし

 たの授、とても楽しかったです!!! 最後のビートたけしの詩にはやられました。
この授業、やられっぱなしでした。
その分、たくさんのことを知ることができました。しかも、楽しく知ることができました。
なかなか忘れないだろうな、と思うようなことばかりです。



 教育の問題についても、いろいろな人の考え方を知ることができてとてもためになりました。
先生の考え方にも共感できました。プラス、自分もたくさん考えさせられました。考えることは大事ですね。
これからも、「たの授」がんばって下さい! ありがとうございました。



☆ことわざ・格言の授業

 私が勉強になったことはことわざ・格言の授業でした。
特に印象的なのは、「どちらに転んでもシメタ」と「最後にだますのは自分」です。
「どちらに・・・」に関しては、「学校に行っても行かなくてもどちらでもシメタ」という発想を知りました。



 私たちは普通、学校に行くことが当たり前、登校拒否はいけないことだ、問題なんだという考えが心の中にあると思う。
しかし、学校に行かなくても勉強はできるし、学校がすべてじゃないと思う。



 また「最後にだますのは自分」に関しては、「世界の青年の意識調査」の授業を受けて、はっとさせられた。
まさに、自分たちが勝手に思い描いている評価にだまされている!! そう思いました。



★前向きに生きていけそう

 「たの授」は名前どおり、本当に楽しい授業でした。
今までこんな授業を受けたことがなくて、毎時間ほんとに新発見の連続でした。生き方についても登校拒否についても、いろんな考え方、見方があるんだということを知ることができて良かったです。



 これからさらに前向きに生きていけそうな気がします。自己否定、ネガティブな自己評価はしません!!
どうもありがとうございました。面白かったです(笑)。




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