「たの研」内沢達のホームページ
TOPへ戻る

TOPページ → たのしい授業・仮説実験授業 → 2002年度後期「仮説実験授業」全体を通しての評価と感想



2002年度後期「仮説実験授業」全体を通しての評価と感想


 この科目はシラバスにもあるように、「仮説実験授業」を楽しんでもらう、受講を通して科学や学問・教育についてのイメージを新たなものにしてもらうことなどを主旨として、おこなってきています。


 毎期、その最終回に(2002年度後期は1月23日に)、受講者から、授業全体の評価とあわせて感想文を書いてもらっています。


 今回も、とても良い授業評価と素晴らしい感想文をたくさんいただきました。
 授業担当教員として、これほどうれしいことはありません。
 受講学生のみなさんに感謝します。


 全員の分を紹介できませんが、受講者の半分強の感想文を以下に紹介します。


 カッコ内の数字は、左から、全体を通して授業は「たのしかった」かどうか、この授業を受けて「よかった」かどうか、この科目の受講を友人・知人・後輩などに「薦めたい」と思うかどうか、それぞれ5段階で評価してもらった結果です。




 今日の講義の言葉をかりると、この授業は「ア、楽しくてわかる」「ウ、楽しくてわからない」がギュッとつまったものだと思います。


 原理や詳しい法則は「わからな」くても、意外な実験結果を見るのはとても「楽しい」ですし、実験のあとに、どうしてそうなのか説明されて「わかる」ともっと「楽しい」。科学嫌いの私が「楽しい」と思うんだから、これはすごいことだと思います。


 小・中学校という、勉強・学習の基礎になる時期に、こういった授業を通して、「勉強って楽しいんだ」と思えれば、その後の勉強にもとても良い影響を与えると思うので、とても大切で奥の深い授業だと思いました。

 ありがとうございました。( 医学部・宇治野さん−5・5・5 )


 


 他のどの講義とも違う楽しさがあった。
こんな講義は初めてだったので、最初は惑いがあったが、徐々におもしろくなっていった。


 とても身近な疑問や、こんな事考えたこともなかったと思うような問題があり、「なるほど!」と思うことが多かった。



こんな楽しい講義なら、やる気も出るし、授業をつまらないと思うこともなくなると思う。
この講義を選んで本当に良かったと思う。
( 水産学部・谷山君−4・5・5 )




この授業は、近年日本に求められている授業に限りなく近いものであったと感じました。
基本的な知識を身につけられ、みなそれぞれがよく考え、そしてなにより、その後、授業で習ったことに興味を持たせられるような授業であったと思います。


この授業を小・中・高で、週1時間でも2時間でも行われれば、子ども達の勉強に対する興味を上げさせることはまちがいなしだと思いました。


自分は遅刻ばかりしていて申しわけなかったのですが、同じ北海道出身の方が遠い南国で、このような授業をしていることに、とても感動しました。
きっと大学生の中で、この授業を広めたいと考える人が出てくると思います。自分もできれば広めたいです。
( 農学部・向井君−5・5・5 )




  まさにこの授業は“頭を使う”ものであった。
受動的授業に飽き飽きしていた僕には、とても意義ある時間を過ごすことができた。


この授業では様々な分野の話があるので、自分自身が知的好奇心を多くくすぐられるものと、そうでないものが必ず存在してしまう。


しかしながら、全く興味のない内容であっても、それなりに楽しくなってくるところに、この授業のすばらしさがあると思う。
( 農学部・高橋君−4・4・4 )




  自分が朝ねぼうで出られなかったことがあったことがとても悔やまれる。
この授業をうけて、教育の新しい一面が見られたように思う。


授業っていうのは、受け身でいるよりも、「なんでだろう?」と自分から思うことで、二倍にも三倍にもおもしろくなるものだと思う。


そういうことでも、仮説 → 実験というスタイルは興味をもたせて、おもしろくさせるにはとても効果的であると思う。
自分の子どもがうまれて学校に行くころには、こんなステキな授業スタイルに変わっていればうれしいなぁと思う。
( 農学部・秋山さん−4・4・4 )




  私は科学(化学)は苦手だが、すごく興味があったので、この授業をとりました。
静電気や電子、太陽光などとても興味深いものでした。


その上、おかねの歴史や生類あわれみの令など、日本史に関することまで詳しく学べてよかったです。



 こんなに興味をもって、次はどうなるんだろう?とか、ナゼこうなるんだろう?とか考えることの大切さや楽しさを学びました。どうもありがとうございました。( 農学部・前田さん−4・5・4 )




  前期で「たの授」を受けて、「絶対に受けたい!!」と思っていた授業だったので、受けることができて幸せでした!「たの授」と「仮説」から、本当の意味の「学ぶ楽しさ」を教えてもらった気がします。


できるだけ多くの人に、特に将来先生を目指す人に受けて欲しいです。



 今日のディスカッションも有意義なものでした。
私は先生になりたいわけではないので、あまり「授業」について深く考える機会がなかったので、いろんな人の意見が聞けて良かったです。


特に中村さんの意見にグラッ!ときました。
私にとって仮説実験授業は「楽しくて分からない授業」も入っていました。
科学はもともと苦手だし、原子とか詳しいことは分からないけど、とにかく楽しい!!と毎回思っていました。


これから先、小中学校(できれば高校でも!)こんな授業が増えていったらいいなと心の底から思います。
 ありがとうございました!!( 法文学部・上野さん−5・5・4 )




  今までの理科の授業が、仮説みたいな授業だったら良かったのに、と思います。
へぇーとか、ほぉーとか、感心したり納得したりすることが多々あり、実験って楽しいなぁと思いました。


中学校や高校で受けてきた実験の授業はあまり楽しいものではなく、だから全然心に残っていません。
しかし、仮説の中の実験は、またあと何年経っても思い出して、やってみようという気になるような気がします。


私も教師になったら、生徒の心にずっと残るような授業をしたいです。
特に心に残っているのは、カメラのやつと、一番最後のオルゴールです。ありがとうございました。
( 法文学部・内野さん−4・4・4 )




  前期で「たの授」を受けて、またぜひ内沢先生の授業を受けたいと思っていたので、仮説実験授業を受けれてとてもよかったです。


授業中に知らないことについてみんなで予想をし、自分の予想が当たっていた時の嬉しさは忘れられません。



  この授業を通して、自分だけでなく、周りの人達がどんな考えを持っているかがよく分かり、視野が広くなった気がします。
何回か休んでしまって、受けられなかった授業があってとても残念ですが、また先生の授業をける機会があればなぁ、と思います。
( 法文学部・池江さん−5・5・5 )




 自分は法政策学科に在学しており、専門科目といえば、法律になるのですが、実際それらは「楽しくなくて分からない」ものばかりです。


自宅学習によって理解度は上がるものの、講義自体は楽しくないもの。
そんな中で内沢教授のこの授業は、理解うんぬんではなく、興味から入ってゆける、とても楽しいものでした。



  息抜き… と言ったら失礼だけど、堅苦しい大学生活の中で本当に自分の為になる、癒しの授業でした!  ありがとうございました。( 法文学部・田渕さん−5・5・4 )




 電気の実験がおもしろかった。蛍光灯が一瞬光った時が一番驚いた。
全部が全部とは言えないが、自分にとって「楽しい」授業だった。
今までの勉強とは一味も二味も違う授業が受けられてとてもよかったです。

( 法文学部・宮脇君−5・5・5 )




  この授業を受けてよかった事は、自分の考えが変わった事です。
今まで考えて(信じて)いたことが、驚きと共にすんなりと変わっていきます。


「なぜ、そうなるのだろう?」と好奇心を膨らませ、とても楽しい授業でした。また、簡単な実験で、私も人に教えられそうでした。
かと思うと、授業の楽しさについて討論してみたり、楽しくてためになる授業だなと思いました。

( 教育学部・衛藤さん−5・5・4 )




  全体を通して感じた事は「仮説実験授業」とは、きっかけをつくってくれるものなのかなぁと思いました。
私は今まで科学に興味を示すことは、全くといっていいほどなかったけれど、少し興味がわいてきました。


毎回授業をうけていて“分かる、理解する”ということができたこともあったけれど、最後までやっぱり分からないということもしばしばありました(実は…)。


でも、実験をしたりするのはすごく楽しくて、興味はわきました。
先生がおっしゃったように、「仮説実験授業というのは、楽しくて分からないという部分もある」というのは本当だなぁと思いました。



  「きっかけをつくってくれる」というのは私がこの授業をみんなにすすめたい理由の1つです。(自分で実際体験したことなので…)さいごに、楽しい授業ありがとうございました。
( 教育学部・飯山さん−4・5・4 )




  私はもともと理科とか実験とかが好きで、この授業をとったのですが、仮説実験授業をとおして、科学って思った以上に身近であることと、学問って、すぐまわりにごろごろしていておもしろいものだということを感じました。


日常のちょっとしたこと、かげとか湯気とかに目を向けて、図書館の自然科学のコーナー(児童書ですが…)で、ミニ研究をするようになりました。
( 教育学部・木場さん−5・5・5 )




  この授業を通して、反射した光が丸いことや、日食時の木もれ日の形、お金の変動、電気の伝導など、様々な日常的なことへの関心が強くなり、わかっているようでわかっていなかったことが、普段の生活の中でたくさんあることがわかり、「無知の知」という言葉を実感させられた。


  また興味深い実験や、自分とは違った考えをもった人の意見が聞け、いろんなことを学ぶことができた。


 今日の授業も、自分から意見をいうことはなかったが、頭の中で、いろんな反論や考えをめぐらしており、大変考えさせられた。( 教育学部・横山君−4・5・4 )




 仮説実験授業を受講して感じたのは、勉強にしろなんにしろ、「できる」というのが大切ではなく、「楽しい」と思えることが一番大切であるということです。
これから自分も「楽しさ」を感じられるものをできるだけ見つけてゆきたいです。

( 教育学部・西牟田君−4・4・4 )




  授業についての楽しさの重要性を身を持って体験できたことが大きかったと思います。


楽しさがあれば難しめなもの、たとえば古代のお金や生類憐れみの令などが、今までごくごく一部のものしか知らずにいて、それでいて詳しく知ろうとしなかったものを知りたいと思えるようになる。これの大切さを知れたこと、これがとってもよかったと思います。

( 教育学部・遠藤君−5・5・5 )




  最初、この仮説実験授業の授業内容は、いつも実験をしているものとばかり思っていたので、授業を受けて実験とは理科室だけで行うものばかりが実験なのではないということを痛感させられた。


また、授業内容としても「へぇ〜」と思うことの連続で、結構、知識が身についたと思うし、自分が今まで思っていたり感じていたりしていたことが、実は単純なことだったりしてとてもおもしろかった。
( 教育学部・黒木君−5・4・4 )




  毎回毎回、身近なものに焦点のあたった問題なのに、出される問題はどれも頭をかしげるような問題でした。


何の道順もないような問題の出し方をする回もあったけど、最後にはどの授業も1つの法則や真理に行きつきました。


楽しみながら、問題をこなしていき最後には目的にたどりつく、まるで、小学校の遠足のような授業でした。



 いい経験ができ、また、この経験を将来のために使えたらうれしいです。というか、絶対つかいます。(パクる?)( 教育学部・山口君−5・5・5 )




  はじめに「仮説実験授業」を片野田君に受けるが!!と誘われた時に、自分は文系だったので無理だと思いながら授業をとりました。
しかし、授業が始まると、考えさせられ自分がはまっているのに気付きました。


自分も教師になったら生徒に考えさせ、授業に入りこんでいけるようになったらいいと思います。
この授業のおかげで、どのような授業をするべきか自分の頭の中で明確になったと思います。

( 教育学部・坂中君−5・5・5 )




  自分が知らない雑学を知れた。レンジの原理や自然で起こっている現象、これらの事を特に理科や化学・物理の授業を教える立場になった時、このような話をすると必ず興味を持ってくれると思った。
これから将来自分の任された授業を楽しくさせるためにいろいろな考えや知識を深めたい。

( 教育学部・下崎君−4・4・5 )




このページの一番上に戻る→


「たの授」ベスト3!← / TOPページへ→ / 社会と人間を動かす力学についての評価と感想へ→



Last updated: 2003.9.14
Copyright (C) 2002-2003 「たの研」内沢達のホームページ