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コロンブスもびっくり! 卵はそのままで立つ! 2003年6月5日(木)二時限「(教育学専修)総合演習」でのこと。 内沢 「みなさん、コロンブスの卵の話を知っていますか?」 学生A 「卵をコツンとやって立てた話ですね。」 内沢 「そうです。コロンブスは『卵はもとより立とうはずはございません』と言いながら、 コツンとやって立てました。 ところで、卵はコツンとやらなくても、じつは立つんです。 では、どうしたら立てることができますか? みなさんのアイデアを募集します。」 学生B 「ボンドをつけて立てる!」(なるほど・・・) 学生C 「もう立っている!」(透明のパックに入っている状態を指して・・・。 この日、4パック、計40個の卵を用意していました。) 内沢 「そういう道具などはいっさい使ってはいけません。どうやって立てますか?」 学生諸君 ・・・ しばし無言 ・・・ 内沢 「僕は超能力者ですので、念力で立てます。では、やって見ます。」 ・・・ しばし(20〜30秒ほど)試みるも、立たず!・・・ 内沢 「今日はちょっとパワーが足りないようです。卵に直接パワーを送れないようです。 そこで、僕は、間接的にみなさんにパワーを送ります。」(と言って、卵を配る) 「僕がやっているのと同じようにして、挑戦してみてください。」 ・・・そうすると、ものの数秒もしないうちに 学生D(にーさん)「ウァー、立ったー!」 その後、次々に学生諸君は卵を立て始めました。 卵はコツンとやらなくても立つ! 意外な発見です。 1個だけでなく、2個、3個と立てていく学生が出てきます。 しかし、他方で、なかなか立てられない学生もおります。 でも、「○○君が立てた!」ということは、目前での確かな出来事です。 僕も、私も、立てられるかもしれない、という期待をもてますし、やる気にもなります。 ちょっとした要領があるらしいということも分かってきて、それを真似たらきっと立つに違いない、という見通しもでてきます。 この日、40分ほどの間に、演習参加者18人すべてが卵を立てました。 では、そのときの様子をとくとご覧ください。
卵立てについては、板倉聖宣著『科学的とはどういうことか』(仮説社、1997年初版)の冒頭のお話「卵を立ててみませんか ─『コロンブスの卵』のその後 ─ 」を是非、ご覧になってください。 また、学校での授業の様子については、『たのしい授業プラン国語1』(仮説社、1988年)にある大橋辰也さんの「入学式には卵が立つ」をご覧ください。 |
最終更新 : 2012.4.30
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