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立山

2012/8/16


昨年(2011年)は行けなかったので、2年ぶりの夏山遠征だ。
ツアーではなく、「タツ&トモ」二人だけの遠征は初めてだ。
二人だけで行っても危険じゃなく、かつスケールの大きい山旅が楽しめそうなところ。
立山縦走(立山三山、真砂岳、別山)はずっと第一の候補だった。
天候その他で二度日程を変更したが、天気(予報)もいい。
8月15日朝1便で大阪・伊丹空港に飛ぶ・・・・・

久しぶりに山の写真を紹介できること、とってもうれしいです。
立山の後は、白馬に行って来ました。
あわせてご覧いただけますと本当に幸せです。

2012/9/8 たっちゃん




10:45 新大阪発10:46「特急サンダーバード」15号で富山へ 11:39 琵琶湖の西岸(湖西線)を行く
 



15:56 すごい急勾配の立山ケーブルカー
15年前、初めてのパック旅行で立山アルペンルートを通った時
も乗った。
11月初旬で、上の室堂は一面の銀世界だった。




16:40 室堂着5〜6分前。「そーめん滝」という。
称名滝同様、バスはいいところで停ってくれる。

この滝の上が地獄谷で、
われわれが泊まる雷鳥荘はその横だ

16:10 美女平からはバス。
落差日本一と言われる称名滝




17:05 ミクリガ池。室堂ターミナルから10分ちょっと。
立山連峰はガスの中だ。
翌朝、16日 6:45 の ミクリガ池
やっぱりガスが立ち込めている。


ガスの立山。そう名づけたいほどだ。
天気(予報)がいい、ということでこの日にやってきた。
ところが、昨夕も今朝もこんなんだ。未明に目が覚めトイレにいったとき、
早起きの人が「夜中は少し星空が見えていたけど、今は全然! 今日はダメかも」と言った。
すばらしい眺望を楽しみにしてきたから、残念だ。
天気が悪いというわけでは決してない。下界はだいたい晴れだ。山には雲が湧き、ガスが充満している。
自然だから仕方がないとはいうものの、「これから登るぞ!」といった気持ちにはならない。
前夜に頼んで朝食をお弁当にしてもらっているので受け取り、6時半すぎに足取りも重く雷鳥荘を出発した。



 

室堂は 7:24 出発。さらにガスが重く深い。
気乗りしないので、早朝の室堂ターミナルで時間を使ったり、
玉殿湧水(この水は本当に美味しかった)のところで
弁当の朝ごはんを半分くらい食べた。
7:56 今年は残雪が多めだとか





ヤマハハコ クモマグサ




ミヤマキンポウゲの群生 オンタデ(ミヤマイタドリ)


イワツメグサ




8:36 一ノ越山荘着この山荘でも20分以上時間つぶし 9:21 雄山への急登。
標高が高くなってきて、お菓子が入った袋がパンパン。
二人とも久しぶりの高山で少し頭痛
がした




10:19 雄山山頂の社務所前。すごい濃霧だ。
右上に写っていいはずの神社の鳥居も見えない。
朝食の残りの弁当を食べる。ポットにお湯を入れてきていて
インスタント味噌汁もいただく。これ、美味しかった。

10:50 さてどうする? 何も見えないんだけど、
立山三山の最高峰・となりの大汝山までは
とりあえず行こうとなった。



11:19 大汝山山頂(後方の丸っこい岩)の下 11:32 山頂(3015m)。若者のようにこの岩の上には
立たない(立てない)。不思議なもので何も見えなくても
山頂(最高点)に立つと嬉しくなる。二人とも笑顔だ。
この日 ここで、ようやく登山モードに。
「戻らずに、眺望ゼロでも縦走(周回)する!」 決めた!


 
11:58 富士ノ折立(後方ガスの中、2999m)はパスして、左下に下る  


12:11 あきらめるとなんと眺望が。後方右手は内蔵助カール


12:14 富士ノ折立からの下りを振り返ると青空も少し


12:15 下(室堂)の方も見えてきた


上の写真の真ん中上の方をトリミングして拡大
この写真では、やや右下がりとはいえ、左上に室堂ターミナル、真ん中にミクリガ池、右下に雷鳥荘(白っぽい地獄谷の下)というように
ほぼ横に並んでいることにご注目! 立山縦走が周回コースであることが上からの眺めでもやがて確かめられる


12:30 12:11の写真ではまだ全部を見せてくれなかった真砂岳(2861m)


12:31 内蔵助カールをバックに




12:46 またガスが立ち込めてきた 13:37 眺望が期待できない別山山頂(左上方向)は登らずに
巻き道を行く


13:58 別山(左手)を過ぎると青空が広がってきた(山腹に今通ってきた巻き道が見える)


14:16 別山乗越手前のピークで。この日一番の眺望! (写真も一番大きい)
中央奥が右から雄山、大汝山、富士ノ折立、その手前が真砂岳。別山はさらに左手でこの枠には写らない。


14:20 剱岳と劔沢。上と同じピークで昼食を食べたり、20分くらい粘ったが、剱岳は全容までは見せてくれなかった


右手、真砂岳山頂から東に伸びる稜線上に内蔵助山荘がある。
ご来光といい、後立山連峰の眺めなど、サイコーらしい。左手奥の形のいい山は赤沢岳(2677m)


14:24 同じピークから。室堂ターミナル、ミクリガ池、雷鳥荘が対角線上に並んでいる


14:46 別山乗越から雷鳥坂を下り始めたところから。
室堂ターミナル、ミクリガ池(池はほとんど見えない)、雷鳥荘がほぼ縦に並んでいる




チングルマ ミヤマリンドウ


15:24 雷鳥坂をどんどん下る。左上から真砂岳の稜線を下ってきて、写真真ん中をおりてくる「大走り」のコースがわかる






ハクサンイチゲ

 


ナナカマドの紅葉が始まっていた

  イワイチョウ


ミヤマトウキ




ミヤマキンバイ







アキノキリンソウ
コバイケイソウの大群落




16:11 雷鳥沢に下りてきた ヤマガラシ(ミヤマガラシ)


16:13 雷鳥沢からのこの眺め、いいね〜


16:33 左上の別山乗越(上はガスがかかっている)を下ってきて、キャンプ場を経由し、雷鳥荘まで少し上る




16:36  16:44 雷鳥荘前着。


立山縦走(周回)はこれでおしまい。
出発からおよそ10時間!
そんなにかかるの? と思われるかもしれませんが、

我々の場合はだいたいコースタイムの5〜6割増し。
急ぐ必要もないとこうなってしまいます。
僕の携帯の万歩計は21500歩を記録。
2万歩を超えたのは初めてだ。


 翌 8月17日
白馬への移動日。すごいいい天気だ。
前夜は満天の星空。ものすごく大きな流れ星も見られて、ちょっと感激!


8:05 昨夕はガスがかかっていた別山乗越もはっきり。一番高く見えるピークで前日一番の写真を撮っている。
その右手二つ目が別山だと思う。


8:10 東に太陽があるので逆光気味だが、立山三山がきれい


8:13 北西に奥大日岳(2605m)。この3日間で初めて顔を出してくれた。右は雷鳥荘。手前がリンドウ池
左手の煙は地獄谷から


9:10 立山を映すこれぞミクリガ池。左手にある「みくりが池温泉」でソフトクリームを食べたり、朝からくつろぐ




 
キオン タテヤマリンドウ ウサギギク 


9:37 すごい好天と思ったけど、そこは夏山、やっぱり雲が湧いてくる




11:23 黒部ダムで遊覧船に乗ろうとしたけど、
1時間以上の待ち時間だったので、やめた。
11:44 ダムの放水


11:46 立山を黒部湖側から見上げる


このあと、扇沢、信濃大町を経て、白馬八方へ。
信濃大町駅の立ち食いそば(わさびそば一杯420円)はサイコーに美味しかった。


ここまで、ご覧くださってありがとうございました。

「白馬大池・小蓮華山・白馬岳」 は こちら →

「白馬山荘から鑓温泉、猿倉へ」 は こちら です →

引き続きお楽しみください。

雷鳥荘で同部屋だった、お若く旅行好きなYさんご夫妻、南九州へご旅行の際にはご連絡ください。


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最終更新: 2012.10.9
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