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若松透さんの「技術入門」(2003年6月14日)


「技術入門 ─火おこしの道具など─」についての参加者の感想

時代劇の火打石は嘘っぱち!


2003年6月14日(土)10:30〜17:00
鹿児島大学共通教育棟3号館4階地学第2実験室
肝属郡高山町国見中・若松透さんの「たの授」講座


休日にもかかわらず、学生、教員、市民のみなさん、27人が参加しました。
参加者の評価はほとんどの人が、5段階評価の5「とてもたのしかった」でした。




☆マッチ、ライターの歴史の意外な古さに驚いた。自分の持っている中途半端な知識のおかげで正解しないが、逆にそこがおもしろく、また自分のためになり、いい経験を積むことができた。こういう意外性が仮説の強みだと思う。今日は本当に楽しい時間を過ごすことができた。ありがとうございました。(理学部・原村君)



★技術と技能の違いが分かって、知識として知っていることと練習が必要であることは、それぞれ別なものであると知れた。これから、この知識を生かすために、練習していきたい。火遊びは楽しいことを再確認。火の歴史も面白かった。(法文学部・田島君)



☆ほんとうに火打石なんかで、自分が火をおこせるのかなと思っていたのだが、実践して火がついた! なにか感動するものがあった。これは大人でも十分楽しめるし、子どもたちなら、なおのこと、絶対ひきつけられるだろう。また、科学・技術・技能といったことについても考えさせられ、歴史も学ぶことができた。(教育学部・坂元君)



★なんだか奥が深い授業でした。よく火打石どうしで火をつける場面を時代劇とかでみかけますが、全部嘘っぱちであることが分かりました。そして、火打石の原理も、石で鋼を削るということが分かり、興味が持てました。残念ながら、中浜君のようにうまく火の粉を出すことができませんでしたが、自分用の火打金を作ることができただけでも満足です(工学部・佃君)



☆火打石の技術は前々から少々興味があったので、今回参加させてもらいました。最初は火打「石」というくらいですから、石どうしを打ちつければ火が出ると思っていたのですが、不可能でした。まさか、「石」と「鉄」がセットで必要だったとは、思ってもみませんでした。こういうふうに、できなかったものができるようになるということは、とても楽しいです。初めは午前中だけで帰ろうと思っていましたが、楽しくて最後までいてしまいました。ありがとうございました。(工学部・中濱君)



★火おこしは意外に簡単だった。「たの授」ということで、今日初めて会った人とも楽しく時間を過ごせた。僕より子どもたちのほうができたりして、子どもたちも喜んでいた。火おこしだけでなく、休み時間に変わったおもちゃで遊ぶのも楽しかった。(教育学部・久保田君)



☆道具がどんどん出てきてわくわくしました。火打ち石が出てきたとき、すぐに火がつくと思ったけど違った。もうひとつ火打ち金が必要だった。火打ち金の燃えカスをライトスコープでのぞくと、細長いのしかなくて「フックさん嘘つき」と思ったけど、スチールウールの燃えカスは丸くなっていて、「やっぱりフックさんは絵が上手」と思いました。仮説実験授業は、題名が面白くなさそうなのが多いけど(私にはね)、実際にみんなでワイワイするうちに楽しくなる、ハズレの少ない授業だとつくづく思います。(教育学部・片岡さん)



「技術入門」講師の若松透さんです。
 
 チャッカマンで着火!

このマッチは、こんなところをこすっても・・・・

・・・火がつきます。教育・當房くん

火打ち石どうしをどんなにぶつけあわせてもダメです。
工学部・中濱くん(写真左)


火がつくような火花を出すには、火打石のほかに、火打金(ひうちがね)という鉄でできた道具が必要です。(左手が火打金)

ところで、その火打金をつかって、ティッシュに・・・・
火花(火の粉)はいっぱい飛んだのですが・・・
法文・田島くん

同じく、もめんわたに、・・・・教育・植木くん
いくらやってもだめでした。
火の粉はとんでも着火しません。

飛んだ火の粉を受け止める
火口(ほぐち・写真中央)が必要です。
この日、大活躍の「火おこし名人」じゅんぺいくん

鉄の削りかす(火の粉)が火口に落ちて、火種ができました。

火種を炎にするのは・・・
先端にイオウをつけて燃えやすくした
付け木(つけぎ)を使います。

「では、ぼくもやってみよう」
教育・久保田くん
まずは、火の粉を火口(ほぐち)に落とす。
伊敷中・柳さん

「そんなに力はいらないわー」
教育・片岡さん
「はい。火がつきました。」
教育・坂元くん

じゅんぺいくん・てっぺいくん兄弟
「やったー」
火打金を作ってみよう。金ノコをペンチで折る。
理学部・原村くん


「私の手づくり火打金です。」
志布志町香月小・山下さん
(じゅんぺいくんらのお母さん)
「ぼくの火打金は310。」
はて?
法文・佐藤(310)くん。

自分の火打金に紙やすりをかける。
工学部・佃くん



午前中から夕方まで、とっても楽しい講座でした。

若松さん、お疲れさまでした。

途中都合があって抜け、夕方また参加した
教育・堀ノ内くん「おーい。火がついたぞー」

ライターやマッチ以外の火で初めて!
タバコに火をつける。
教育・入本くん




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最終更新 : 2012.5.2
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