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槍ヶ岳後半(東鎌尾根、穂先、槍沢)  2010/8/29〜31

槍ヶ岳(表銀座コース)前半はこちら→

8/29(3日目)
いよいよ東鎌尾根から槍ヶ岳(3180m)




 4:53 日の出前 天気はサイコーか! 槍ヶ岳が待っている!



↑ 4:53 穂高の稜線もはっきり分かる。北穂の山頂が白いのは、小屋の明かり



↑ 5:18 左 横通岳  右 常念岳





↑← 5:41 ヒュッテ玄関横の温度計は13度。
この時間、この高度では暖かい。
 昨年、穂高岳山荘で朝は1桁の温度で
ぶるっとときたものだ。



5:57 西岳の影が東鎌尾根をおおう。→
いよいよこれから表銀座コースのハイライト!




↑ 6:17 おおざっぱに言って、このコースは
これから
200メートル下って700メートル上る


↑ 6:18 乗越(のっこし。山の背が低くなっているところ)は見えてきたか




↑ 6:22 急傾斜を下るのも楽しそう

↑ 6:24 だいぶ下ってきた。槍ヶ岳は仰ぎ見るたびに惚れ惚れする




↑ 6:27 東鎌尾根は鉄梯子がたくさん

↑ 6:38 相当な急傾斜だ。けれど実際は、この写真の感じほどではない。
トモちゃんはもちろん2番手につく
この写真の左端のほうに下りていって右に回りこんだあたりが、水俣乗越か?




↑ 6:55 違った! ここは「ニセ乗越」という

↑ 7:02 また上って「ニセ乗越」をふりかえる




↑ 7:23 ここを下れば水俣乗越


7:35 先頭グループは岩場の上りに入っている→




↑ 7:40 水俣乗越。左に下ると槍沢へのエスケープルート



↑ 7:45 北をちょっと望遠で。中央、針ノ木岳と高瀬ダム



↑ 7:58 「さぁーこれからは上り」と思いきや・・・

↑ 7:59 また下る




↑ 8:00 望遠で撮影。丸太を階段状に組んだ「天空の回廊」。
先頭グループがすでに上っている。今度こそ上りだ!




↑ 8:29 違った! また下っている。しかも、鉄梯子が三つもある。
トモちゃんが一つ目を終わりかけている。ハマちゃんは二つ目に入っている。その前の人が三つ目だ

しかも、その先はいったい何だ! どうなっている?!




↑ 8:31 トモちゃんが二つ目に入った。
ここは、これぞ東鎌尾根の核心部で、「窓」という。
梯子を降りてからがさらに大変。両サイドが切れ落ちている。

この難所に入っていく前の休憩時に、先頭グループもいっしょに、
リーダーのシブキさんから注意があった。
「梯子を降りてから、すぐには渡ろうとしないように。
必ず一度深呼吸をして、一呼吸おいてからゆっくり渡るように。
縦に下りてきて、振り向きざま急に横に移動しようして、
ふらっとしようものなら大変なことになります」と。


後で、槍ヶ岳山荘についてから知らされ驚いた。2日前、26日の朝、
時刻は8:15と同じ頃だ。ここで16人のパーティーの後ろのほうを歩いていた
74歳の男性が約100m滑落し、ヘリコプターで搬送されるも亡くなったのだ。

↑ 8:37 安全のため、ハマちゃんが
一番危ないところで自分の身体をカラビナで確保し、
みんなをサポートしてくれた。




↑ 8:40 この日、われわれの前から「ヤッホー」などとかわいい声が聞こえていた。
「窓」を越えたここで追いつく。大きな声だったので大勢だと思っていた。
十数人くらいのグループかと思っていたら、なんと5人の精鋭だった。
東京家政大学ワンダーホーゲル部のみなさんでした。

ポーズがキマッテイル!



↑ 8:40 では、こちらもポーズ! 動きは遠くおよばないか。でも、笑顔は負けていない!





↑ 8:44 今度こそ、すべて上りだ



↑ 9:18 大岩のうえで小休憩するハマちゃん。
東鎌尾根の危なっかしいところを無事通過し、ほっと一息か。
蝶ヶ岳から続く稜線の向こうに富士山や南アルプスが見える。




↑ 9:26 ワンゲルのみなさんはもちろんテント泊だ。一人20kg以上か、いっぱい背負っている




↑ 9:47 「かぶり岩」じゃないかな?
これ以上落ちないように、ハマちゃんが支えている!?




↑ 9:58 ここはそんなに危なくない


↑ 10:05 ここまで来て少し余裕

↑ 10:11 ヒュッテ大槍着





↑ 10:55 槍の三角が大きく迫る。先頭グループは相当先を登っている(写真中央やや右)



↑ 11:25 東鎌尾根コース、最後のハシゴを上る。左手は大喰(おおばみ)岳(3101m)



↑ 11:28 ヒュッテ大槍からの登山道がわかる。
今朝の出発点は写真中央少し奥、西岳を右に少し下ったところ




↑ 11:30 槍の横っぱらを回り込んで・・・





↑ 11:45 槍ヶ岳山荘前着




↑ 倒れこむように。
ババちゃんは「演技派」か。


↑ 11:47 まだ登頂していませんが、手を上げたい気分 →




↑ 12:14 では、槍の穂先にアタック! ハマちゃんはトモちゃんにかかりきりだ




↑ 12:36 ついに登頂! (撮影 ハマちゃん) 後ろは北
では、これから、さえぎるものがない素晴らしい360度の眺めをどうぞ。



↑ まず北東から東
昨日(2日目に)縦走してきたコースがわかる。燕山荘は雲がかかっている。大天井岳(中央)のトラバースから
手前の稜線に入る。ビックリ平、赤岩岳と続いて、西岳の手前まで写っている。




↑ 東 この日のコース  ヒュッテ西岳から東鎌尾根、ヒュッテ大槍、槍の穂先の基部  右下は殺生ヒュッテ



↑ 南  手前から大喰岳、中岳、南岳
穂高連峰は左から 前穂、北穂、奥穂、涸沢岳、ロバの耳、ジャンダルム、西穂
前穂の向こうに遠く中央アルプス




↑ 南西 笠ヶ岳、槍ヶ岳山荘



↑ 西  西鎌尾根 中央一番奥は黒部五郎岳 右手奥は薬師岳・北薬師岳



↑ 北西 薬師岳が中央の奥やや左、その前に鷲羽岳、水晶岳(黒岳)、右に黒部五郎岳など、裏銀座コースの山々



↑ 12:45 北 これで360度ぐるりと一回り。こういうことができるのも、
シブキさんとハマちゃん、二人のリーダーのおかげです。
ありがとうございました。記して感謝します。







↑ 12:59 デジカメの時間を見ると山頂に25分くらいはいたことになる。
さぁー、下りだ。トモちゃんは、相当に緊張しているか

13:39 こちらのみなさんは余裕のポーズ →




↑ 13:48 下りてきて穂先をふりかえる。この写真をパソコンで大きくして見る。計41人が上り下りしている。数えたたっちゃんはやっぱりヒマか。




↑ 13:49 これぞ登頂後の笑顔です



↑ 15:29 またまたお会いしました。東京家政大学ワンゲル部のみなさん!
おそろいのTシャツに手書きで「槍ヶ岳登頂」! おめでとうございます。




↑ 17:36 西日があたった槍の穂先の三角の影が雲に



↑ 17:54 ならば、ボクの影を槍ヶ岳に




↑ 18:10 僕にとって初めてのブロッケン現象(真ん中の影も僕)



↑ 18:21 西鎌尾根に下っていく登山道から夕日をながめる



8/30(4日目)
槍沢を下って徳沢園まで





↑ 5:18 山荘前 シブキさんに撮ってもらった。
富士山、南アルプスが遠望できる


↑ 5:19 右手が富士山 真ん中奥が八ヶ岳 するとその手前は霧ヶ峰、美ヶ原



↑ 5:19 少し拡大。雲海に浮かぶ富士山と南アルプスの山々。 
富士山のすぐ右となりで一番高いのは甲斐駒ケ岳(2967m)
右手で一番高いのが北岳(3193m)



↑ 5:28 槍ヶ岳山荘前では、いまの季節、浅間山の左からの日の出




↑ 5:28 槍ヶ岳のシルエット


↑ 5:34 食堂に朝日がさす



↑ はい。わかりました。

↑ 6:13 ストレッチ体操




↑ 6:18 若者(東京家政大学ワンゲル部のみなさん)は朝早くから元気いっぱい!
 槍の穂先でご来光を拝んできました。さすがに、ここでお別れですね。
その後、ブログを拝見しました。夏合宿の成功、おめでとうございました。




↑ 6:26 さて下山です。富士山や南アルプスを遠望しながら槍沢を下る。最高の贅沢だ。



↑ 6:41 どんどん下っていく





↑ イワギキョウ

↑ 6:46


↑ 7:16 大岩の下に槍ヶ岳を開山した播隆上人ゆかりの
播隆窟(坊主ノ岩小舎)
トモちゃんはもちろん両手を合わせる。

↑ ミソガワソウ




↑ 9:39 ババ平で小休憩



↑ ババ平付近のお花畑 試験管ブラシみたいなのがサラシナショウマ 他の白いのはゴマナか
紫はトリカブト 黄色は左下





↑ ハンゴンソウ(キク科キオン属)

↑ 10:07 上のは、「槍」にとても似ている。「槍見」
と書いてあるので、中ほどの大岩の上にでも立つと

本当の槍ヶ岳がよく見えるということかな。
上ってはみなかった。




↑ ヤマホタルブクロ

↑ ソバナ

↑ コウシンヤマハッカ

↑ ノリウツギ




↑ センジュガンビ

↑ 11:36 槍沢の流れに沿って




↑ 11:46 空ほどではなくても、川の流れも青く、また白い!


↑ キツリフネ




↑ 12:00 槍見河原で槍ヶ岳とお別れ
写真は望遠でしかも拡大している。こんなに大きく見えるわけではありません。




↑ 12:03 同じく槍見河原。休憩中。手前はシラネセンキュウ(せり科シシウド属)




↑ 12:45 横尾

↑ 14:09 徳沢園に着いた




↑ 16:07 夕食までまだだいぶ時間がある。外はもちろん明るい。が、すでにこの盛り上がり!




8/31(最終日)
徳沢園から上高地、帰鹿






7:33 →

徳沢園を出発してまもなく。
ダテちゃんは最後までかっこいい。

さて、上の山々について、前穂や明神岳はどれなのか、
僕は自信もって言えない。





↑ サルがいっぱいいた

↑ 水面に映る


↑ 気持ちいい緑の中をゆく






↑ 上高地・河童橋そばで




↑ 9:36 河童橋の横昨年登った奥穂高が見えている


↑ 上高地バスターミナル近くで ゲンノショウコ






↑ 夕方の便で鹿児島へ。写真は四国の西海上




ご覧くださってありがとうございました。



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最終更新: 2012.4.26

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